宮本金八 第拾貮號 / 1940
宮本金八「第拾貮號」が入荷しました。1940年製です。
宮本金八氏は大正・昭和期のヴァイオリン製作家。日本のストラトバリウスと呼ばれるような名工として知られております。
元々は日本楽器(現YAMAHA)で楽器の修理などの業務を行なっており、1919年より独立した製作家としてヴァイオリン製作を始めます。
しかし見ての通り今回入荷した楽器はギター。
見た目としてはギターですが、アルペジョーネに近い構造をしています。
完全に畑違いなのでアルペジョーネという楽器がどのような役割なのかいまいち分からないのですが
チェロを6弦にし、フレットを半音ごとに打ったもの、みたいな感じの楽器です。
アルペジョーネは弓で弾くことが前提なので指板のカーブも弓で弾けるようなカーブがついていますが、この楽器の指板は完全にフラットなのでやはりギターですね。
ヴァイオリン製作家がギターを作るとこうなるんだよ、みたいな感じのヘッドやブリッジ近辺の構造をしております。
ちなみにあの日本のクラシックギター創世記を代表するギター製作家の中出阪蔵氏は宮本氏の弟子で、当初はバイオリンを製作しておりましたが、宮本氏の指示でギター製作へと転向したそうです。
そう考えるとこの楽器はまさに日本のギターの始祖的存在と言えるでしょう。
もはや楽器というより歴史的文化財とも言える一本。
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基本メンテナンス・クリーニング済の商品ですので、すぐに演奏していただけるコンディションとなっております!
【外観の状態】経年相当の外観です。トップに割れ修理跡があります。
【12F上での弦高】現状、1弦側:約3.5mm、6弦側:約4.0mm
【ナット幅】実測約 55 mm
■注意事項
・掲載内容は出品時点でのコンディションです。時季・経年変化により若干の変動がある場合がございます。
・付属品は、出品ページに記載されている品のみとなります。
・「オリジナル」「換装品」「改造品」等の明記がない場合、仕様・状態に関しまして、当店では断定をいたしかねます。
・その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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■■■【詳細画像あります】■■■
下記URLにてアップしきれなかった画像がございますので、是非ご確認下さい!
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