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Martinが誇る究極の復刻シリーズ「オーセンティック」。
本器は1937年製D-28を基に、グアテマラン・ローズウッドで再構築した一本です
【モデル紹介】
Martinが誇る究極の復刻シリーズ「オーセンティック」。
本器は1937年製D-28を基に、グアテマラン・ローズウッドで再構築した一本です。
VTS（ヴィンテージ・トーン・システム）加工、ニカワ接着、Tバーロッドなど、
製作当時の仕様を細部まで忠実に再現。
さらに本機は、経年変化による傷や風合いまでも再現した「エイジド仕様」。
まるで90年近く弾き込まれたような、深みのある存在感を放ちます。
Martin社が「過去の自社」を最大のライバルとし、長年追い求めてきた
“理想の復刻”がここに結実しています。
【S/N 2807740 杢目について】
この個体に用いられているグアテマラン・ローズウッドは、
まさに「古の風格」を纏ったかのような佇まいです。
サイド＆バックには濃淡のコントラストが印象的なストレートグレインが広がり、
特にバック材には奥行きと気品を感じさせる漆黒のラインが走ります。
この「やや縦流れの強い木目」と「深い赤茶のニュアンス」は、
まるで長年ワインセラーで眠っていたヴィンテージのような気高さを感じさせます。
経年変化を再現したエイジドフィニッシュの質感とも絶妙に調和しており、
見た目からも“ただの新品ではない”、本物の歴史が吹き込まれたギターだと感じさせてくれます。
トップのアディロンダックスプルースも、ほんのりと赤みを帯びた色調と、
整然とした細やかな柾目が特徴的で、
全体として「音の骨格」を支える美しさと風格が共存する、
まさに“弾かれるべくして生まれた木材”といった印象です。
【S/N 2807740 音について】
この個体は、ストロークにおいて圧倒的な低音の広がりと空気を震わせるような振動が特徴。
D-45の煌びやかさとは対極にある、まさに“泥臭さの最上級”といえる力強さと深みを持った音です。
低音の余韻は非常に豊かで、弾きこむほどにヴィンテージさながらの“色気”が滲み出してきます。
簡単には鳴らしきれない一本ですが、だからこそ音に宿る生命感は格別。
ただの再現モデルではなく、“時を超えたリアルな音の記憶”を呼び覚ますかのようです。
「D-45は華やかすぎる…」そんな方には、ぜひこの一本を体感してほしい。
その音には、“歴史”が宿っています。
【オーセンティックのこだわり】
・半ツヤの手磨きラッカー塗装（戦前の文献に基づき再現）
・かまぼこ型ブレイスなど当時特有の内部構造
・ブリッジに弦溝、ピンは溝なし丸形＝より直接的なテンション感
・塗り込みピックガード＝機能性より「格好良さ」を優先
・指板塗装の切れ方、面取り、フレット端の丸さまで完全再現
・ネックブロックの刻印書体も当時風
こうした“音に出ないこだわり”の積み重ねが、
本物の復刻たる所以。
Martinの「今」が創り上げた、“過去”との奇跡の対話。
その結晶を、ぜひ手に取って体感してください。
【オーセンティックの深堀】
永い歴史を紐解き、当時の技術を継承し続けるため、
黄金期と崇められる戦前に製作された、数々の銘器たちを復刻してきたマーティン。
その中でも圧倒的な完成度と称される究極の復刻モデル、それが「オーセンティック・シリーズ」です。
そしてこちらのギターはついに経年変化に対する傷までも再現されているのです。
エイジング加工により、ファッショナブルでありつつ、自然で無造作な傷が、
まるで90年近い年月経てきたかのように素晴らしい出来栄えとあっています。
※ヴィンテージ・トーン・システム(VTS)とは...
長年に渡ってヴィンテージギターを細胞単位に研究をし、
まるで何十年も経過した木材かのような細胞の状態を再現したシステムです。
VTS加工をすることで、木材のもつ振動特性や音の伝達力が高まり、
新品でありながら使い込んだ楽器のように甘く雑みの少ない音色へと変貌しています。
【オーセンティック・シリーズの拘り深堀】
・塗装はハンドポリッシュのラッカーを採用
近年発見された文献で、戦前のMartinギターの40番台以外の塗装は
「半ツヤのハンドポリッシュ」だということが解りました。
それにあわせ、オーセンティック・シリーズも「半ツヤ、手磨き塗装」を採用。
・ブレイスの仕上がり、組み方も当時を再現
現在では採用していない「かまぼこ型の第3・第4ブレイス」です。
ブレイス自体の仕上げもより丁寧になっており、音の伝達は抜群です。
・ブリッジに弦溝を採用し、ピンはまん丸仕様
当時と同じようにブリッジに弦溝有り、
ブリッジピンに弦溝がないまん丸仕様になっており、
よりダイレクトなテンション感を味わえる仕様となっております。
・ピックガードは塗りこみ
現在は、塗装の上に貼り付けることが主流のピックガードですが、
オーセンティックはあえての「塗り込みピックガード」
機能的より、なにより「格好良い」という大きな魅力を持っています。
・指板の仕上げと塗装の切れ目まで再現
当時と同じように、指板の塗装が「ジョイント部分まで」になっています。
指板エンドの仕上げも現在よりも多めに面取りされています。
・フレット端の仕上がりが違う
現在のスタンダードMartinと比較すると、「より丸く」「より面を取った」端の仕上がりになっています。
・ネックブロックの刻印の字体も当時風
当時のモデル名、シリアルナンバーの刻印はこんな感じの字体だったのです。
こういう細かいところを再現してる辺りもマーティン社の拘りを感じます。
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