長野県塩尻市に工房を構える「Kino Factory」。2007年より国産メーカーからのOEMギター製作工場として開業、後発として既存他社に負けない品質と対応を目指し、メーカーとの強い絆を構築。OEM製作と平行して2011年からオリジナルギターの製作販売も開始しております。
ディンキーシェイプのテレタイプボディ、ボディ材には厳選されたアルダー材を使用。中音域～低音域にフォーカスされた粘り強いトーンが特徴となります。指版はパーフェローとなります。カラーは深みのあるメタリックのブルーとなっており、落ち着いた雰囲気の色合いとなります。
ネック材にはメイプルを採用、良く見ると所々にバーズアイ杢が入っており高級感あるルックスとなります。フレットはミディアムジャンボタイプとなり、やや高さのあるタイプになります。指板のラジアスは9.5となり、チョーキング時の音詰まり等は問題ないモダンなスペックとなります。
ピックアップはリア、フロント共にベアナックル製のものを搭載。ビンテージトーンを基本としておりますが、出力はある程度ありますので力強いテレサウンドとなります。フロントピックアップはハムバッカーサイズのP-90タイプとなりますのでジャズ寄りなアプローチも可能です。ミニスイッチはシリーズ配線に切り替わりハムバッカーの力強いトーンを得られます。
以下、メーカー説明となります。
Kinoというブランドは何が優れているのか、どのような特徴があるのか。恐らく初めてKinoのギターをご覧頂いている方はお気になるところではないでしょうか。まずKinoの特徴を一言で言い表すのならば、"絶え間ない革新"と言うべきでしょうか。
代表の木下氏は停滞や惰性を非常に嫌がる方で、常に新しいものを追求したいと考えているビルダーです。
Kinoのギターは形状としてのモデルは存在しておりますが、モデルに固定のスペックというものがございません。
通常のブランドであれば、ボディー材やピックアップ、パーツ類といったスペックを画一化または限定的に選択肢を作る事でコストダウンと工程や管理の簡略化を図ります。例えば木材に限っても、使う木材を限定する事で木材の消費ペースや生産の見通しを立てる事が出来るようになります。
そして使う木材が限定されるからこそ木材を大量に仕入れ、木材の単価を落とす事がコストダウンへと繋がります。これらは大手のギターメーカーだけではなく、個人工房等でも基本的な戦略となっております。
しかしKino Factoryでは上記の様な木材やパーツの規格化は行っておりません。
楽器のスペックを決めつけない事で、木下氏やプレイヤーが良いと思う新しい組み合わせを自由に生み出す事が出来、そして世の中に新たに出回った新しい要素を気兼ねなくふんだんに取り入れる事が出来る様になるからです。
細かな擦り傷、小さい打痕等見られますが大きく目に付く所は御座いません。
ネック：反り、捻じれ等は問題御座いません。
弦高：6弦側約2ミリ、1弦側約1.5ミリと標準的な調整です。
フレット：減りは御座いません。
トラスロッド：余裕が御座います。
ギグバッグ付属。
重量約3.6kg。
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