2020年にイギリスで設立されたばかりのM.B.Guitarsが日本へ1年ぶりに入荷致しました!
当店に初めてMBが入荷する少し前に、John Mayerの師匠にして世界的なギタリストであるTomo Fujitaさんがプライベート用として個人的に当ブランドのテレを購入されており、早速ご自身のYou Tubeチャンネルに動画を公開しておりました。
2025年現在でも、かなり高い頻度でトモさんはM.B.のギターを使用している事から、いかにお気に入りになられたかを感じて頂けるのではないでしょうか。
MB Guitarsのギターはひたすらに"ビンテージらしさ"を追求したギターとなります。
MBの基本スペックとしてオーダーで、6105フレットに指板ラディアスを9.5"に変更する等、演奏性面で現代的なテイストを混ぜ込んでおりますが、M.B.Guitarsはルックスからサウンドまでひたすらにビンテージを意識している事が分かります。
ビンテージギターと比べても全く遜色のない瓜二つなルックスに、ビンテージFenderのサウンドに迫った極上のサウンドを作り出す事が出来るブランドは、世界広しと言えどもM.B.Guitarsに匹敵するブランドは数える程しかないのではないでしょうか。
"ビンテージギターのサウンド"と言っても、個体によってサウンドは様々です。
M.B.のギターはビンテージの中でも特に太く甘いサウンドを発揮する個体に近いサウンドの再現を得意としております。
M.B.Guitarsは、ビンテージサウンドを追求するにあたって、木材やパーツ、電装系、木材の整形等、全てのパーツに強い拘りを持ちギターを製作しております。
サウンドを作る上で最も重要な要素の一つであるピックアップは、イギリスのRadioshop PickupsにMBから特注でオーダーしている、オリジナルのシングルコイルを搭載しております。
いかにビンテージサウンドを再現するかを追求して製作したピックアップという事もあり、そのサウンドは真に迫るものがあります。
ブリッジ等のパーツは、ビンテージスペックの再現性という点で評価の高いカラハムのビンテージスペックパーツを採用しております。
木材に関しましても、非常に拘りのある材が採用されておりました。
今回入荷した個体は非常に軽量なアッシュボディーを採用し、ネックにはビンテージブラックガード同様ど板目のプレーンメイプルを1ピース仕様で採用しております。
高い楽器ならば板目の方が良いのではないかとお考えの方もいらっしゃると思いますが、サウンド面という意味では板目の方が良いというビルダーさんも多い上に、ビンテージテレが板目なのだからという理由で板目のメイプルを採用しております。
そんな選りすぐりの材をM.B.Guitarsの手でビンテージさながらなエイジド加工を施した事で更に貫録のある重厚な印象を与える個体へと変貌をしております。
ボディーのアッシュ材も非常に魅力的な材でございます。
ブロンドカラーらしくほんのりのアッシュボディーの木目が浮かび上がっている訳ですが、まっすぐ縦に伸びる柾目の様な木目との相性が大変良いものに仕上がっております。
重量も軽量なので、取り回しに関しても優れた一本となります。
個人的にM.B.Guitarsが作り出すギターが明らかに他と違うと感じるポイントは、ラッカーの質感でした。
ラッカー塗装は、過去のFender社は勿論の事、現代のFenderもそれ以外の国内外のギター工房でも、どこでも使用している塗装です。
それこそ、ビンテージFenderの再現を目指したギターには必須と言っても過言ではない塗装ではありますが、現代のラッカーとビンテージのラッカーは質感が全く異なります。
現代のラッカーは昔のラッカーと比べて硬く、そして綺麗に仕上がるので純粋な塗料としてはクオリティーが上がっておりますが、サウンド面だけで比べると、硬さが出てしまう傾向にあります。
一方、ビンテージのラッカーは非常に柔らかい上に、塗装してから70年近く経過した現在でも、少し濡れている様な感じが残っております。
私が一番驚いたポイントは、M.B.Guitarsの塗装が、ビンテージのラッカーの様に柔らかく濡れた様な質感を持っている点でした。
たかが塗料の微妙な違いと一言に切り捨てる事も出来ますが、その微妙な違いにより生まれるサウンドは別物といっても過言では無い程に異なってしまいます。
ビンテージのテレと比較しても遜色のない、ふくよかにして華やかさのある圧倒的な生鳴りを、拘り抜いたラッカー塗装が生み出しているのです。
サウンド等には全く関係ありませんが、シリアルの打ち方がベースモデル(年代)が当時のフェンダーと同じ桁数にしている点が、個人的に嬉しい拘りポイントです。
次に、当個体に関してのご説明となります。
こちらの個体は、NocasterからTelecasterに移行した当時の、所謂ブラックガードを再現したモデルとなります。
驚くべきは、ビンテージのブラックガードの様なピックガードの汚れまでもを完全に再現しているポイントです。
焼けたクリアの層が剥げて、元々の白い色味(オリジナルのブロンドカラー)がところどころ表出している箇所を再現する等といった箇所も、当個体があたかもビンテージであるかの様な雰囲気を醸し出させる大きな要因となっております。
サウンド的にはオリジナルのブラックガードの様な、カラッとしたサウンドの中に深い立体感のあるサウンドに仕上がっております。
リアPU単体のテレらしいジャリジャリとしたサウンドは、クランチと非常に良いマッチングをしてくれますが、個人的に好きなサウンドがクリーンのハーフトーンでした。
リア単体よりも柔らかさが加わるのですが、高音域の煌びやかさが全く損なわれないどころか、フロントの甘さが加わった事で、より明瞭且つクリアなサウンドに生まれ代わるのです。
正直、延々とこのサウンドで演奏していたいと感じさせられる、魅惑のトーンでございます。
新品である現時点でこれほど鳴ってくれる当個体が、これから数年・数十年と弾き込んで行くにあたって、より軽やか且つカラリと乾いたサウンドに経年変化して行く先が楽しみで仕方ないです。
ビンテージのブラックガードをお探しの方、ビンテージサウンドを求める方は是非M.B.Guitarsをお試し下さい。
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