1960年代から始まったヤマハのフォークギターの歴史が最盛を極めたのが70年代。
熟練したクラフトマン達により生み出された名器には、現代でも十分に通用するクオリティがあり、むしろ現代では作ることができないほどの魅力を備えています。
当時のヤマハには、FGシリーズとLシリーズの二枚看板があり、ハイクラスなラインナップであったLシリーズは、独特の太く艶やかでハリのあるサウンドを生み出すことで高い人気を誇ります。
L-15は、受注生産により提供されていた上位モデルのため、個体数が極めて少なくファン垂涎のギターです。
その希少性だけでなく、トップにスプルース(えぞ松)単板、サイド&バックにハカランダ単板が使用されるなど、現代では考えられないような贅沢な仕様となっています。木目の詰まった美しいえぞ松と、希少な柾目のハカランダが多く使用されており、見ていても所有する喜びが感じられます。
勿論、鳴らしてこそ真価が発揮されますので、ベストコンディションに整えて販売しております。低音から中音域にかけて重心がある安定したバランスで、立体的な広がりや奥深さを感じられる響き。煌びやかで艶っぽさもある、鈴鳴りと評されるような美しい音色です。
めずらしいエレアコモデルですが、そのエレアコとしての性能はあくまで80年代当時のレベルです。動作に問題はなくお使い頂けないことはありませんが、ピエゾ素子の経年劣化がありますので、現代のエレアコと比べればS/Nは良くありませんし、アウトプットジャックからアースをとって頂くなどの工夫が必要です。
前述のとおり生産数・流通数が少ないうえに、良好なコンディションを保つ個体に出会えることが稀ですので、国産のオールドハカランダをお求めの方はこの機会をお見逃しなく。
■諸元
トップ : えぞ松単板
サイド&バック : ハカランダ単板
ネック(指板): マホガニー(黒檀指板)
ブリッジ : 黒檀
付属品 : 純正ハードケース
シリアル : 020xx 1983年製
■コンディション
【ネック】
ペグ : GOTOH製に交換
ナット : オリジナル 牛骨 幅約44mm
グリップ : 標準的
フレット : 7分山
指板 : 状態良好
トラスロッド : 調整の余裕あり
弦長 : 約650mm
【ボディ】
キズ等 : 美品
ブリッジ : 未加工
サドル : 牛骨 中央付近で約4mm
ピックガード : オリジナル
塗装 : オリジナル
【総評】
ペグ以外はオリジナルで、年式から考えれば良好なコンディションといえます。
トップ割れがありますがしっかり補修されており、その他にプレイに関わるような問題はありません。
ネックの反りや癖はなく適正な弦高が得られ、細部にまで調整された快適な演奏感をお約束します。
当店の販売するギター類は、商品販売(掲載)前にコンディションチェックと弦高調整をおこなっています。
さらに出荷前にも再点検・調整をして、快適にプレイできる最適な状態でお届けします。
当店が定める標準の弦高設定は、12フレット上で 6弦2.5mm/1弦2.0mmとなります。
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