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世界のヴィンテージマーチンコレクターからドクターOMと称されるショーンバーグ氏。1933年以来製作が行われていなかったOMを1969年にマーチンに特注し、1977年にカスタムショップへOM-45を発注。OMモデルが現代に復活する契機ともなった人物です。後に自身の名を冠したショーンバーグギターを立ち上げ、それら製作した歴代ルシアーの一部にはダナ・ボジョワ、T.Jトンプソン、そして本器を製作した"Julius Borges(ジュリアス・ボージャス)"がいます。その経歴からプリウォーマーチンレプリカ分野の第一人者としても有名なルシアーです。本器は2005年のヒルズバーグギターショーに出品するために製作された1本。OM-18スタイルにショーモデルらしく絢爛な杢を備えた材を使用した2005年製のUSED品です。アディロンダックスプルーストップ、波のように揺らぐ杢を備えたキルトサペリマホガニーサイド&バック、ワンピースマホガニーネック、エボニー指板&ピラミッドブリッジ、スモールメイプルブリッジプレート、ウェバリーパグ、ローズウッドバインディング、ADJトラスロッド、戦前スタイルのフォワードシフトスキャロップドXブレイシング。元々音楽活動をしており、それから家具職人になったという経緯を持つジュリアス・ボージャス。初めて製作を行ったギターはOMらしく、製作もOMやOOOが多いルシアーです。特に1929年製のOMの再現と独自解釈を加えた製作は非常に高い評価を得ています。本器もOMが登場したばかりの極初期である1929年スペックを基にした仕様。ノンピックガード、ピラミッドブリッジ、バンジョーペグを付けていた時期と同じくややヘッド先端に寄ったペグ配置。実際のOM-18は1930年からの製作となりますが、OM-28と同じタイミングで製作が行われていたら、という想定で作られたものと思われます。その実非常に軽やかな立ち上がりとふくよかさを伴った音色。空気感を含み、耳障りな成分が程よく削がれているにも関わらず実音成分はしっかりと聴こえる音作り。決して丸いトーンではなく、出て欲しい美味しいポイントのハイは出ており、艶やかさを持ったサウンド。爆発力のあるレスポンス、分離し過ぎず纏まり過ぎずと絶妙なバランス感、羽が生えたかのような軽快な立ち上がり方には指が躍るような錯覚を覚えます。泥臭さはなく、至って上品で貴公子のような気品を纏った音色。ショーンバーグ氏の語る1929-1930年にかけての素晴らしいサウンドの一端を垣間見ることが出来るでしょう。非常に高レベルな正統派レプリカです。過去ボディセンターシームの剥がれ修正がされており、しっかりと接着がされているため使用上問題の無い状態です。その点を除くとボディトップ6弦側ショルダー箇所とブリッジ横の当てキズ、ボディ縁角の細やかな当てキズ、ネック裏4F付近の当てキズ、その他細やかな擦りキズや当てキズ等使用感こそ見られるものの20年ほどの経年を考えると比較的キレイな状態と言えるでしょう。ネック周りの演奏性も整えられ、非常に演奏性良好。名実共にOMのスペシャリストの一人であるジュリアス・ボージャス。現在では製作から離れており、中古市場の流通も稀。この機会を逃すと中々出会えないであろう1本です。是非ご検討下さいませ。
汎用のセミハードケースが付属します。
Condition:EX
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Quilted Sapele Mahogany
Back:Solid Quilted Sapele Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Nickel
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Black&White
Binding:Rosewood W&B
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:645mm
Case:Semi Hard Case
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