今回、2025サウンドメッセ出展品として特別に激レアスペックの個体をKinoが製作しました!
端的にご説明をするならば、James Tylerらしさ(マムヨボディー)とSuhrらしさ(パーフェローネック)、そして国産の最新鋭技術(Evertone PU)がオールインワンとなったスペシャルな一本となります。
サウンドメッセ現地で当個体を確認しましたが、デザインのかっこよさのみならず、サウンド面や重量感(3.10kg!!)に惚れ当店に導入をさせて頂きました!
当店担当としても非常におすすめな一本となります。
早速ですが、当個体のご説明をさせて頂きます。
マムヨの特性は、柔らかく軽いという木材特性を持っておりますがサウンドに関しては奥行のある豊かなミッド感を持つ上に軽量な材とは思えない程に色気あふれる低音、心地の良い高音域を持つ理想的なトーンウッドでございます。
しかしながら、音の輪郭がずば抜けて良いという訳ではないのですが、その不足分をパーフェローネックとEvertone PUを採用する事で完全に克服し、非常に理想的なサウンドを持つ個体に仕上がっております。
Suhrでは長らくパーフェローはオプションとしてネック材に採用してきておりますが、ネック材そのものに採用した時の明瞭な音の輪郭と程よい粘り感はパーフェローネックならではのサウンドで、今なおパーフェローネックの人気は衰え知らずです。
ピックアップに関してはEvertoneのClass Sを採用しております。
Evertoneに関しては後述致しますが、まず一言で表現しますと"ギターから出力された瞬間にレコーディングエンジニアが調整したサウンドが出てくる"というものです。
コントロールのミニスイッチは、エンベロップカーブセレクターとなりますが、簡単に機能をご説明すると"サウンドキャラクターの変更スイッチ"です。
主観的な意見とはなりますが、
モード1:ヴィンテージギターの様な倍音成分を多く持つサウンド
モード2:最もモダン方向性のサウンドで、反応が速く煌びやかなトーンを発揮。
モード3:ジャズスタイル等にマッチしたサウンド。トーンを絞った時のサウンドが良。
以上内容となります。
別途トーンのPush/Pullでコイルタップも可能なのでサウンドメイクの幅広さは随一のものに仕上がっております。
Evertoneの開発段階で全面的に協力をしていたギターブランドがKino Factoryという事もあり、誉有る最初の一歩をKinoブランドが歩む事になりました。
新しい事や面白いものへの強い探求心を持つ木下社長の先見の明には驚かされるばかりですが、今後の現場のスタンダードになり得る、全く新しいピックアップの本領を実感出来るギターに仕上がっております。
当個体の特別なポイントは他にもあります。
当個体はKinoでは非常に珍しい仕様として、ノントレモロ仕様のブリッジが採用されております。
基本treebudはシンクロかフロイドタイプがブリッジに採用されるのですが、木下社長曰く仕様(パーフェローネックにマムヨボディー)的に、ドロップチューニングやヘビーなサウンドメイクとの相性が良さそうとの事で、特別仕様としてフィックスドブリッジを採用したとの事でございます。
チューニングの安定性は勿論ですが、しっかりと弦振動をボディーに伝えてくれるので、生鳴り感も非常に優れております。
次にEvertoneに関してのご説明を致します。
Evertone PUとは、日本のレコーディング現場に於いて大きな影響力を持つ門垣氏が発案・開発を行っているピックアップブランドでございます。
Evertoneのコンセプトは、レコーディング環境で使えるピックアップを開発する事でございます。
驚くべきは、このピックアップを使用する事で、エンジニアによるイコライジングやマスタリングを終えた波形に限りなく近いサウンドを創り出す事が出来るのです。
個人的に驚愕したのは、あまりにも優れた音の分離感と立ち上がりです。
通常のピックアップでは弦を弾く瞬間に音のピークが発生し、緩やかに段々と減衰していきます。
つまりは、音が減衰しきるどころかピーク時とさほど変わらない時点で次のピッキング(ピーク)が発生する状態を繰り返す事になるので、音がまとまってしまい、団子状態になってしまいます。
その為、超ハイゲインサウンドにリバーブなんてかけてしまえば音が潰れてしまい、原音は全く残らないサウンドとなるのは自明の理という訳でございます。
Evertoneに関しては上記の様な波形ではなく、独自の技術により特殊な波形を作り出しております。
Evertoneは、ピッキングした直後のピークから即座に一段階出力を落とす様に作られております。
その為、どれだけ連続したピッキングを行っても前の音と次の音に大きな差が生じる為、一音一音が際立ったサウンドになるのです。
極端な話、超ハイゲインアンプのゲインをMAXにした上でリバーブもMAXでかけても音が潰れず、分離したサウンドを楽しむ事が出来るのです。
以下、メーカー説明となります。
Kinoというブランドは何が優れているのか、どのような特徴があるのか。恐らく初めてKinoのギターをご覧頂いている方はお気になるところではないでしょうか。
まずKinoの特徴を一言で言い表すのならば、"絶え間ない革新"と言うべきでしょうか。
通常のギターブランドであれば、ボディー材やピックアップ、パーツ類といったスペックを画一化または限定的に選択肢を作る事でコストダウンと工程や管理の簡略化を図ります。
例えば木材に限っても、使う木材を限定する事で木材の消費ペースや生産の見通しを立てる事が出来るようになります。そして使う木材が限定されるからこそ木材を大量に仕入れ、木材の単価を落とす事がコストダウンへと繋がります。これらは大手のギターメーカーだけではなく、個人工房等でも基本的な戦略となっております。
しかしKino Factoryでは上記の様な木材やパーツの規格化は行っておりません。
ギターのスペックを決めつけない事で、木下氏やプレイヤーが良いと思う新しい組み合わせを自由に生み出す事が出来、そして世の中に新たに出回った新しい要素を気兼ねなくふんだんに取り入れる事が出来る様になるからです。
その他にも、ネックジョイント部分にKinoオリジナルのパーツを埋め込む等をして、ネックジョイント部分の剛性の補強と、より長いサスティンや低音を得る事が出来る様に工夫をしております。
ディンキーシェイプながらも、フルサイズボディーに負けない太さやサスティンを持つ唯一無二のギターとして仕上がっております。
是非Kinoのギターをお試し下さい。
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