1950年前後のHarmonyのラップ・スチール・ギターです。まだカントリー音楽が生まれるよりずっと前、1920年代からのハワイ文化の流行によりアメリカではラップ・スチール・ギターが爆発的にヒットし、各メーカーがこぞって販売していました。
最大手Gibsonは1940年に自社開発したピックアップP-13をラップ・スチール・ギターに搭載して販売しましたが、数年後にP-90を開発したことで不要となったP-13の在庫をHarmony社に売却。Harmonyは自社ブランドのスチールギターにギブソンP-13とアッセンブリ(マウントプレート)をインストールして販売しました。
こちらはそれに該当する個体ですが、残念ながらピックアップは近年の無名ミニハムバッカーに交換されています(エスカッションはあわせてワンオフメイド)。合わせてポットなど電装系も刷新(ただしキャパシターはオリジナルのSOLAR)。この頃は標準だった、本体からシールドケーブルが伸びている仕様もケーブルを除去し、インプットジャックを設置して使い勝手を向上しています。
またオリジナルのクルーソンペグの樹脂ボタンをリプレイス品に交換しています。
これらにより現代普通に演奏できる状態となっています。外観は色はげや傷など多く、指板に手描きの番号などが薄く残っていますが、そのヴィンテージ感、ミッドセンチュリー期の空気感をそのままに楽器としてレストアした形です。
現在C6チューニング弦でセットアップ。問題なく演奏可能。
ベークライトのノブ、マイナスネジ、すべてがヴィンテージ。オリジナルのポットとシールドケーブルはおまけで付属します。
ぜひ手軽な本物ヴィンテージでラップ・スチール・ギターの世界に足を踏み入れてみてください!
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”