マーチンギターの中で最も有名なモデル"D-28"。現在同様の14fジョイントのドレッドモデルとして1934年に誕生してから、時を超え今もなお愛されるワールドスタンダードモデル。本器は1957年製Vintage品の"D-28"。スプルーストップ、美事な柾目杢のハカランダサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、ワッフルバッククルーソンペグ、ハカランダ化粧板、MOP指板ドット、べっ甲柄セルロイドピックガード、スチールTバーロッド、スモールメイプルブリッジプレート、ノンスキャロップドXブレイシング。1957年はXブレイシングのクロス位置が約46mmのリアシフトから約38mm位置のスタンダードXシフト(どちらもひと括りでローXとして認知されているが)に変更された過渡期の年で本器はスタンダードXに変更後の個体。どちらの時代もノンスキャロッドの仕様ですが、本器はスキャロップド加工の手入れが施されており、70年代以降にアメリカで流行った改造です。ボディー全体、ネック裏はリフィニッシュが施され、ボディーは艶あり仕上げ、ネックは艶消しのマットな仕上げ、フィニッシュに伴いピックガードもべっこう柄の近年のタイプに交換されています。サウンドはオールド50sサウンドに滑らかさを加えたようなサウンド。本来太くガチッとしたサウンドが特徴の50sですが、スキャロップの効果もあり、空気を多く含んだファットで奥行きがあるサウンド。ブライトでパンチがあり、分離のよいドライでレンジ感のあります。大事が故のお金をかけた手入れ、長年しっかりとセットアップされた個体ならでは、コシのある音色は立ち上がりもよくサスティンのきいた心地よい音色です。50sのD28はアメリカを中心にどんどん高騰を見せており、リフィニッシュもので手入れがあるからこその価格ですが、楽器としての状態、演奏性は抜群です。汎用のハードケースが付属しています。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:Dots(MOP)
Machine Heads:Original Kluson/Nickel
Rosette:White&Black
Binding:Ivoroid&Black
Pick Guard:Torotise Color
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Hard Case
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