今日のエレキギターの始祖とも言えるラップスティールギター。
1930年代ごろ木工ではなく金属加工を
中心としたフライパンギター（ラップスティールギタージャンルの元祖）を発表。
そこから試行錯誤しつつ"パンダ"の愛称で人気を博すことになったBシリーズが誕生します。
立って弾くことができるスパニッシュスタイルギターが流行る1950年代ごろまで生産されていました。
当時としてはまだ新素材とも言えるベークライト素材(説明後述)を全身に使った斬新なモデル。
80年近く経過したデザインですが現代でも通じるレトロなのに普遍的な可愛らしさと
楽器としてのクオリティが素晴らしいですね。
後にアンプ、エレキギターで名を馳せるフェンダーにも影響を与えたことからも
当時のリッケンバッカーの技術には目を見張るものがあります。
ラップスティールの台頭からスパニッシュスタイルへの変遷を
現代という視点から眺めれば確実に衰退期に入ろうかという時期に発表された当モデル。
楽器というものが今よりも圧倒的に高価だった時代に
"アカデミー"といういわゆる学生向けなニュアンスの（幾分か）安価なモデルを発表したところから、
新規のプレイヤーを取り込もうという意欲が感じられます。
情報があまりないため正確な仕様変更の年などわからない部分が多いため憶測になる部分をご了承ください。
初出は1946年に"Academy"としてデビューをし1948年に"ACE"へ改名、そして1953年に生産終了となります。
当器は残念ながらヘッドロゴが残っていないため判別がつきませんでした。
ブリッジに屋根が付いているため見えませんがいわゆるホースシュー（馬蹄）ピックアップが中に搭載されています。
先述のBシリーズと同様にベークライト素材を使用しており見た目の割には重いです。
70cm程のサイズではありますが2.6kg(軽量なエレキギター程度)あります。
その重量故に見た目以上にコシのあるサウンドを奏でることへ寄与しています。
ただ、無垢で作ると尋常ではない重量になるため工夫が凝らされた繰り抜きが施されています。
木材で出来ているラップスティールとは異なるキャラクター性が光ります。
オリジナルペグだと思われるのですが交換したネジ跡が残っています。
また経年故ペグボタン自体がそう遠く無い未来に砕けるだろうという感触があります。
過去ベークライトボディのペグ交換加工作業を行ったことがありますので必要であればご相談ください。
またボディバックパネルも取り外されておりこちらも穴埋めされています。
恐らく軽量化を狙ったか反響音を変化させるために取り外したのだろうと思います。
残念ながら当店へ到着した時点でオリジナルのバックパネルは紛失しています。
ノブに若干ガリノイズが見られましたが可能な限り清掃してあります。
配線関連はおそらくオリジナルではないかと思われますが、経年もあり判別がつかない箇所があります。
断言が出来ない点はご了承くださいませ。
ボディ全体の表面を磨き上げましたが一部汚れによるクモリがあります。
現代では出会うことのないスペックとなります。
ふくよかなのにジャリッとしたキレの良さ、正にあの頃のサウンドです。
これから初めてみたい方にも、定番サウンドをお探しの方へもオススメです。
--ベークライト素材とは -- 以下抜粋
ベークライトは、フェノール樹脂とも呼ばれ、熱硬化性樹脂に分類されるプラスチックです。
フェノールとホルムアルデヒドを主成分としており、1907年に世界で初めて合成樹脂として発明されました。?
ベークライトの主な特徴は次のとおりです。
耐熱性、機械的強度、電気絶縁性に優れている
コストパフォーマンスがよい
射出成形で加工できる?
ベークライトは、工業製品や生活用品に幅広く使用されています。
代表的な用途としては、次のようなものがあります。?
プリント基板や配電盤、変圧器、遮断器、絶縁用端子板などの電気絶縁材料?
電話やラジオ、電球のソケットなどの電気部品?
服飾品やキッチン用品?
自動車やその他機械類の金属代替部品?
一方、ベークライトには次のようなデメリットもあります。
リサイクルが難しい?
吸水性が高い?
紫外線に弱い?
加工が困難で、一度硬化すると再成形が難しい?
衝撃に弱く、硬いが脆い?
現在は、紙ベークライトや布ベークライトといった積層板としての流通がメインで、
絶縁性や耐熱性を活かした用途での活用が一般的です。
--以上AI生成文章より抜粋--
お客様に末永くご愛用頂けますよう、ご購入後の調整、
万一のトラブルなどにも全力でサポートさせて頂きますのでご安心下さいませ。
ご相談などお気軽にお申し付け下さいませ。
中古6ヶ月保証、ハードケース付属。
-Specification-
Body : Bakelite
P.U : Single Coil Horse Shoe Type
Controls : Volume , Tone
Weight : 2.6 kg
Case : Hardcase (2.36kg)
※ご希望の調整承ります。ご購入時にお気軽にお申し付け下さい。
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撮影機材の性能や、お使いの画面環境によって実物と色味が異なって映ることがございます。
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何卒ご容赦頂けますよう伏してお願い申し上げます。
また店舗での試奏やご購入をお考えの方は事前にTEL、またはメールにてご連絡頂きたく存じます。
楽器の詳細はお気軽にお問合せ下さい、全国通信販売も承っております。
当店はリペアマン常駐の店舗です。弦高など無料で調整してから発送することも可能です。
リペアに関しての詳細はこちらhttp://www.kurosawagakki.com/sh_ohkubo/martin/yadakoubou.html
アフターサービスやメンテナンス等、行き届いたサービスをお約束します。
クロサワ楽器 日本総本店 ウクレレフロア
お電話 03-5386-9630
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