Les Paulに続き憧れのGibsonエレクトリックとして君臨する王道モデルES-335。"セミアコ"の代名詞としての存在感は言わずもがな、バーサタイルな実用性を伴った完成度から、古今あらゆる場面、あらゆるプレイヤーたちによって愛用され、数々の名演を彩ってきたことも絶えない人気の所以です。58年頃の生産開始より、いくつもの仕様変更を伴いながら販売が続けられるES-335。加えて75年の初頭にGibsonは元のカラマズー工場から現在のナッシュビル工場への移転をスタート。移転開始からは各種モデルにおいてマテリアル/構造のより大きな変更がなされていきますが、本器はカラマズー工場での製造最終期マホガニー3ピースネックの1974~75年製。その他、14度の浅いヘッド角、ナローネック、スモールブロックポジション、空間が大きく開放されたセンターブロック、トラピーズ(ブランコ)テールピース、といったスペック。徐々にピックアップキャビティ部の空間が大きくなっていくES-335において、この年代が最も空間が大きく、センターブロックを貫通する形で開放されている様子が両f-ホールから確認できます。したがって最もホロウ感が強く特有の甘い響きが魅力の一つ。14度ヘッド角に加え、トラピーズテールピース仕様によって弦両端の侵入角が浅く、少しルーズなテンション感とそれ故の軽快な音の立ち上がりも大きな特徴です。ピッキングに対してライトな挙動の弦振動ながら、この年代特有の頂点が平らなオリジナルブリッジサドルは独特の野太さとメロウなキャラクターを持っており、素直な出力を持った刻印ナンバードとの相性も抜群。素早さと音像の太さが特有の共存をした不思議な魅力がこの年代だけで得られる魅力です。こちらピックアップ、各ポット等はオリジナルをキープ、ピックアップカバーはニッケルメッキのヴィンテージレプリカパーツに変更がされている他、コンデンサもヴィンテージフィルムコンデンサに換装されています。経年相応に細かな打痕や小傷などあるものの、塗装面の艶をしっかり残しており、比較的綺麗な印象。この年代特有の幅広のフレットは元よりあまり高くはないスペックですが、目立ったへこみ等なく気持ちよくお楽しみいただける良好なコンディション。ロッドの調整を含めネックコンディションも良好。オリジナルハードケースが付属。
Condition:EX++
Top:Maple Ply
Back:Maple Ply
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Fingerboard Inlay:Small Block
Bridge:ABR-1 Tune-O-Matic
Machine Head:Kluson
Pick up:PU490 "Numbered PAF"
Nut width:40mm
Scale:647.7mm
Control:2Vol, 2Tone, 3-Way
Weight:3.49kg
Case:Original Hard Case
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