1970年代末に登場し、現在もラインナップされ続け安定した人気を誇る『The RAT(ラット)』。こちらはスモールボックス変更後、ひととおり仕様変更が完了した時期の通称『Black Face』RAT。ヴィンテージRATファンの間で『Large Box』『White Face』と並ぶ人気機種であることはいうまでもない代表機種です。1987年はすでにLEDランプ搭載のRAT2も生産されていましたので、ブラックフェイス後期の個体といえるでしょう。筐体にキズはそこそこみられますが、比較的きれいなコンディションといえるでしょう。
RAT II用の基板を用いて組み込まれていて、オペアンプはモトローラ製のLM308Nを搭載。バッファ回路のFETはこちらもモトローラ製2N5458を搭載。そのサウンドは広いレンジを持ちながらも密度のあるディストーション。FILTER(トーン)の効き方もRAT独特のものです。ローゲインではギャリッとしたクランチ系のサウンド、徐々にローミッドを伴いながらゲインアップし、フルアップでは太い束感の極太ディストーションサウンドまでと音色幅の広さを感じます。
付属品:なし
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