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イタリアのミラノ地方にてギター製作を行っている小さなガレージブランド"STK Guitars"が、日本に初上陸致しました!!
ここ数年のハイエンドギターのトレンドはヨーロッパ製のギターブランドですが、今回はお国柄デザインセンスがずば抜けて高いイタリアで製作されているブランドとなります。
STK Guitarsは、所謂ハイエンド系/モダン系なギター製作を行うブランドで、日本では今回初入荷となりますが世界的に急激に勢力を拡大しているギターブランドです。
STKの特徴は、最先端のテクノロジーと古来から続くハンドメイドによるギター製作を融合させたブランドという点でしょう。
ギターの設計等は勿論のこと、正確無比なボディー整形等といった場面ではテクノロジーの力を最大限利用し、人間のフィーリングに大きく左右される部分はビルダー自身の手で一つのギターの形へと整形していきます。
今回当店では、担当自身の好みからディンキーSTタイプでアーチドトップ2本とラディアストップを1本オーダー致しましたが、変形モデルやTL系等様々なシェイプを展開しております。
一人でこれだけ多くのラインナップを展開出来るのも、一重に最新テクノロジーを使いこなしている事が大きな要因となっているのではないでしょうか。
また、STKというよりはイタリア人が作り出すギター全般に言えますが、ギターのデザイン(シェイプ)や色使い等といった、"ルックスに関わる部分"は世界有数の洗練さを誇っております。
Arda GuitarsやGiulio Negrini Guitars(イタリア出身/スイス在住)等といったブランドの楽器をご覧頂けましたらご納得頂けると思われますが、Made in Italy"のギターはどれもかっこよいルックスであると私は感じております。
楽器とは異なりますが、車であればフェラーリ、時計であればブルガリやアルマーニ、そして銃であればベレッタ等がその例に当てはまると思われます。
機能性と機能美、そして世界中が恋焦がれる程に高められた芸術性の全てが一つの形となったセンスの結晶こそが、"イタリア製"の象徴とも言えるでしょう。
一度STKのギターを手に取って頂けたら実感頂けると思われますが、肉厚感のあるネックシェイプながらも非常に握り心地の良い絶妙なネックに加え、肉厚なネックから生まれる瑞々しくも芯の通った中音域のサウンド、そしてあまりにも美しすぎる芸術品の様なルックスという、ギターを構成する上で大切な要素の全てが最高水準まで高められております。
まだまだ日本では知名度は低く、ギターマニアや海外のギター好きの中でも知る人ぞ知る良質なハイエンドギターブランドでございます。
もしも最高峰のハイエンドギターをお探しでございましたら、是非選択肢の一つとしてご検討下さい。
当個体に関してのご説明を致します。
今回3本のSTKをオーダーするに当たって、コンセプトがございました。
それが、以下3点でした。
・イタリアらしさとはなにか
・当店担当が考えるモダンなギターの要素を濃縮
・私含めた木材フェチの心を揺さぶる木材構成
まずイタリアらしさとは何か、という点です。
当商品ぺージの冒頭付近で記載しましたが、イタリアらしさとは洗練されたデザインや機能美等が挙げられますが、個人的にこれぞイタリアと考えている大切な要素の一つが日本人とは異なる色彩感覚であると感じておりました。
どの国が優れた劣ったという観点ではなく、あくまでもお国柄好まれる色彩というのがございますが、イタリアは特に鮮やかな色の組み合わせを好む傾向があると言われております。
そこで、以前からSTKが製作していたカラーを基軸に、私個人としても美しいと感じたカラーをセレクトしてオーダー致しました。
また、最近欧州のギターブランドで使用される事が増えて来た木材にポプラ材がございますが、その中でも特に美しい杢目が出る材が"イタリアンポプラ"です。
折角のイタリア製ギターである上に、イタリア現地の木材を使用出来るという事も考慮して当店からのオーダーは全てイタリアンポプラでオーダー致しました。
当店ではSTK以外にも、同じくイタリア製のArda Guitarsやイタリア人がスイスに移り住んでギター製作をしているGNG(Giulio Negrini Guitars)を取り扱っております。
1本を除きその全てにイタリアンポプラトップを使用して来たので、イタリアンポプラの杢目の傾向は分かってはいたものの、その上でため息が思わず出てしまう程に美しい杢が出た材をSTKは使用して下さりました。
美しすぎるイタリアの木材によるトップ材と、イタリア人らしい色彩感覚による美しい塗装により素晴らしいルックスのギターとなりました。
また、今回のオーダー品のカーブトップ仕様の個体には指板にペールムーンエボニーを、ネックには美しいフレイムが出たメイプルを使用しております。
ボディートップが色鮮やか且つ華やかな杢目を活かしたルックスとなる為ボディーバック側は木肌色を活かしてシンプルなルックスに仕上げております。
全体的に浮かび上がる様に主張するフレイムネック等も非常に美しいのですが、指板材を含めて主張が強いトップとの対比によるコントラストがギター全体に風格を与えております。
ギターとしてのスペックも非常に拘っております。
こちらは、ボディーにスワンプアッシュを採用しております。
指板材がペールムーンエボニーである為、Ashの特性と相まって音の立ち上がりが速い上に一音一音の分離感に富んだギターに仕上がっております。
STKのルックスや演奏性の高さから、テクニカルプレイや万能性・ハイゲイン時のサウンドが重視されると予想されましたので、フレットにはジャンボサイズ且つ滑らかなチョーキングが可能なステンレスフレットを採用。
指板ラディアスを16"のフラットな仕上げにする事で、フレットサイズと相まって高い演奏性を発揮します。
また、ネックシェイプには薄めのシェイプをセレクトする事で高い演奏性を確保しました。
ステージ上での指板視認性を向上させる為に、ルミインレイをフレットサイドマークに採用しました。
ピックアップには、近年特に人気の強いベアナックルのアフターマスを採用しました。
アフターマスの特徴は、どれだけ歪ませても余裕のある歪みであるにも関わらずしっかりと芯を感じさせる分離感を持つ上に、クリーンでもクリアで繊細なトーンを発揮する点です。
コイルタップ機能の搭載含め、ベアナックルのPUを採用した事でヘビーなサウンド需要のみならず万能なギターを欲しい方にも自信を持ってお勧め出来る仕様となりました。
マニアックな海外ハイエンドをお探しの皆様、そして良質なギターをお探しの方は是非一度STKをお試し下さいませ。
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