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1902年よりアーチトップモデルとして製造されていたL-1は1925年に一度姿を消し、1926年より元祖ギブソンフラットトップモデルとして登場。その後1937年に製造を終了し、ロバート・ジョンソンが愛用していた事で世界的にもあまりにも有名なブルーズマンの憧れの的がこのオリジナル期のL-1。本器は1929年製です。褐色のスプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、3プライロゼッタ、3連オープンペグ、THE GIBSONヘッドロゴ、 ラダーとXのハイブリッド仕様とも言えるAブレイシング、オリジナルアンバーフィニッシュ。フラットトップとして生まれ変わったL-1は頻繁に仕様が変わり、試行錯誤を繰り返していたことが窺える激動の時代を経たモデル。ブレイシングパターンやブリッジの形状、そしてボディ形状と様々なパターンが見られます。1926年初期はラウンドバック仕様も存在し、間も無くフラットバックのマホガニーサイドバックに変更。1930年にはボディがL-00のような14.75インチ幅へと変わり、1932年には12Fジョイントから14Fジョイントへと姿を変えます。本器は中央が盛り上がった2段ブリッジ、そして1929年の前半にのみ見られる追加のブリッジピンが3.4弦の間下側に装着された仕様。ネックは30年代にも見られるVシェイプ、厚みこそあるものの手ごたえは若干スリムに感じられ見た目以上に演奏しやすい印象です。Aブレイシング独特の空気感を含んだ軽快な立ち上がり、中高音にピークがあり押し出し感のある響き。低音のもたつきを感じられず、パシッとした乾いたトーン。特に巻き弦のプルでその特色を体感しやすく、プルを多用するブルーズのあのスタイルになっていったことにも納得の響きです。独特のトーン、代えがたい魅力を持つ1本。ボディトップ面のセンターシームの剥がれ跡、ボディトップ1弦側ブリッジとサウンドホールの間、ボディバック面センターより若干1弦側にやや長い範囲で木部のクラックが入った跡が見られますが、全て修正済み。若干のトップ膨らみやバインディングの亀裂、細やかな当てキズや弾きキズこそ見られますがおよそ100年近くを経てきたことを考えれば奇跡的なコンディションと言えるでしょう。ネックのコンディションも良好、トラスロッドもやや締まっている印象は受けますがまだ回し幅を残しており使用上問題なし。サドルでの弦高調整幅を残した演奏性良好な1本です。一度弾くとブルーズのあのスタイルが生まれた一因だと思わされる程ベストマッチなギター。独特な響きを持つL-1、あと数年で100年を迎えるギターです。是非お手元でその歴史をご体感下さいませ。
汎用ハードケース付属。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Open 3 Per Plate
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:3 Ply
Binding:White
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:48mm
Scale:628mm
Case:Hard Case
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