【CTM 000-Style28E Premium Thin Finish Narrow Neck】
現行品Standardラインナップの000-28 Standardをベースモデルとしたカスタムモデルの登場です。こちらパッと見ただけでは違いが分かりづらいかもしれませんが、細かく見ていくと「弾きやすさ・サウンド・利便性」を揃えたとても魅力的な仕様が詰まっているんです。
まず注目するのはネックです。Martin現行ラインナップのナット幅が44.5ｍｍなのに対し、当カスタムは42.9ｍｍと細めに設定。また、ネックシェイプをかまぼこ型のLow profileシェイプにすることで、自然と手に吸い付くような握り心地を実現しています。演奏性を求める現代のプレイヤーのニーズに応える仕様となっており、スムーズな演奏が可能です。
使用木材は変わらずスプルーストップにインディアンローズウッドサイド＆バックですが、トップのスプルースはPremiumグレードを採用。Martinは使用する木材に細かくグレード分けがされており、Style40などの上位機種には厳しい選定を通過した上質な木材であるPremiumグレードの木材を使用しています。今回当カスタムで使用される木材はそのPremiumグレードのスプルースを採用。Style40のような力強くも上品なサウンドをお楽しみいただけます。
そして当カスタム一番の注目ポイントといっても過言ではないのは搭載されているピックアップです。FISHMAN製『Gold Plus Natural I』を搭載しているのですが、こちらはあのジョン・メイヤー氏が愛用していることでも有名なピエゾタイプのピックアップです。そしてなんとこのピックアップは数あるMartinラインナップの中でジョン・メイヤーのシグネイチャーモデルであるOMJMにしか搭載されていない機種で単体での販売はしておらず、当機種を手に入れるにはOMJMを手に入れるしか手段がない幻のピックアップとなっております。
そんなピックアップを今回カスタムモデルということで特別に搭載することに成功したレアな機種となっております。コントロールは無いですが、ナチュラルかつ甘みのある色っぽいサウンドが特徴です。
これだけでも十分魅力が詰まったモデルですが、まだまだ拘りのポイントはございます。モデル名にも記載のある『Thin Finish』ですが、こちらは仕上げの塗装を指しており、ラッカー塗装を極限まで薄く磨き上げた状態を言います。薄い塗装のおかげで弦振動を効率良くボディへ伝達することを可能にしており、より迫力のあるサウンドになっております。
ルックスではバインディングをメイプル材を使ったウッドバインディングへ変更しております。ウッドバインディングにすることで全体的に温かみのある雰囲気となっております。通常のバインディングと違い木で出来ているため、ボディと一緒に収縮してくれるため、バインディング剥がれにも強いというのも嬉しいポイントです。
パッと見ただけでは分からない魅力を惜しまずに詰め込んだカスタムモデルとなっておりますので、是非この機会にご検討ください。
【#2858823】
Premiumグレードのトップ材を使用しているためハイクオリティなサウンドということは前提としますが、全音域を通して非常にバランスの取れた鳴り方をしているなと感じました。というのもどこかの音域が控えめに鳴っていることでバランスが取れていることではなく、全音域がはっきりと良い意味で主張をしています。
そこに000シェイプならではの音抜けの良さとレスポンスの良さが合わさることで弾いていてとても気持ちの良いサウンドとなっております。突飛した癖なども無いため、オールラウンドに使用できる個体のように感じました。
【Spec】
Top：Sitka Spruce(Premium Grade)
Side&Back：Indian rosewood
Neck：Genuine Mahogany
Neck Profile：Low Profile
Fingerboard：Black Ebony
Bridge：Black Ebony
Binding Material：European Flamed Maple
Bracing Pattern：X Brace(Scalloped)
Scale Length：24.9"(約632mm)
Width at Nut：1 11/16''(約42.9mm)
Electronics：Fishman Gold Plus Natural I
オリジナルハードケース付属
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