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ギブソンやフェンダーと同じく深い歴史を持つGretsch。
ミスター・ギターことチェット・アトキンスをはじめ、50年代のロックンロールやロカビリー、その後のブリティッシュロックやオルタナ、日本のロックシーンにおいても…時代とともに変化していく音楽シーンのいたるところでGretschはロックミュージシャンたちの一つのアイコンとして愛されてきました。
現在ではヴィンテージスペックを再現したモデルや、お手頃な価格帯まで豊富なバリエーションを展開し、変わらぬGretschサウンドを提供しております。
こちらは2004年に作り上げられたアメリカ製のホワイトファルコン、G6136CSTです。
ホワイトファルコンはGretschギターの最高峰として1955年に発売され、その洗礼された優美なルックスから世界で最も美しいギターと称されるようになりました。
もちろんルックスだけでなく、他のGretschギターとは一線を画すエレガントなスペックによりファルコンならではのサウンドキャラクターが確立されており、現在も多くのギタリストの心を掴んでおります。
本器は1950年代中頃のスペックを再現しており、縦ロゴ、ハンプトップのフェザーインレイ、シングルコイルピックアップを採用しているのが特徴です。
そして、ゴールド・スパークル・インレイ、V字ヘッド型のヘッドストック、キャデラック・テールピース、ルビーを模した装飾のGアロー・ノブ…これらのギターのデザインによっては浮いてしまう存在感が強いラグジュアリーなパーツが素晴らしいバランスで仕上げられることで、他とないホワイト・ファルコンへと仕上がっております。
また、こちらの個体はピックガード下も含めて色味が均一な点から、ヴィンテージ・ホワイトのような焼けた黄色掛かったホワイトに仕上げられた個体のようです。
塗装の厚さからウレタンと思われます。
現行品のファルコンよりも色味は濃い印象ですが、ニール・ヤングやジョン・フルシアンテが愛用しているヴィンテージのホワイトファルコンもかなり焼けているので、本器はレリック加工こそ施されていないもののヴィンテージの個体を意識した1本なのではないかと考えております…。(ただのバリエーションの一つしてたまたまこのカラーになった可能性もありますが…)
ブレーシングは支柱のないタイプで、ピックアップにはセイモアダンカン製ダイナソニックを搭載しております。
サウンドはファルコンならではの重厚でアコースティック感の強い豊かな鳴り、低中域にUSA製ならでの温かみを感じます。
さらにダイナソニックならではの明瞭感と分離感に優れた歯切れの良いサウンドが特徴です。
【状態】
塗装のウェザーチェックやかすり傷など、年式相応の使用感がございます。
ブリッジ台座による塗装の焼け跡、ボディトップの一部に塗装の修理と思われる箇所が見受けられます。
フレットは8割ほど高さが残っており、トラスロッドは締め方向に十分な余裕がございます。
ボディ内部のステッカーにクリス・フレミングのサインが書かれております。
【付属品】
オリジナルハードケース、認定書、説明書。
寺田楽器製になってからのGretschはかなり品質が高く、仕上がりも素晴らしいものばかりです。
しかし、生産国が違うだけあってサウンドはそれぞれ別ものであります。
貴重なUSA製のファルコンをこの機会にいかがでしょうか。
お見逃しなく。
※お客様ご委託品
※撮影機材の性能や、お使いの画面環境によって実物と色味が異なって映ることがございます。
予めご了承をお願いいたします。
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