Steve Lukatherや、Larry Carltonをはじめとする多くの著名なギタリストが愛用していたことで人気を博したValley Arts。
今回入荷いたしましたのは、仕様やパーツから70年代後半~80年代初頭に生産されたとみられる個体で、シリアルナンバー50番以内の初期モノでございます。
ボディはラミネイト無しの2Pフレイムアッシュが贅沢に使用されており、Valley Artsではメイプルボディのイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが、それゆえ珍しい個体ではないでしょうか。
経年変化に伴う塗装のクラックが見られますが、ボディ、ネックを含めてオーバーラッカーが施されている模様です。
しかし、Valley Artsの象徴的なカラーともいえるバーストカラーはしっかりと感じられ、アッシュの杢目も相まって非常に重厚で高級感のある印象は健在でございます。
長年にわたってメンテナンスしながら使用されてきた個体のようで、コントロール類は交換されている可能性がございますが、ピックアップはEMGが搭載されており、所謂キャラメルバックと呼ばれる80年頃のものでございます。
ブリッジ側は81、ネック側が58となっており、こちらも今となっては希少なピックアップでございます。
ブリッジピックアップのマウントリングも交換されている模様です。
ブリッジには推定当時モノと思われるドイツ製フロイドローズを搭載しております。
何度かオーバーホールされた形跡もございます為、一部パーツが交換されている可能性もございます。
また、裏面、インサートブロックの落ち込みを防止するブラスプレートが欠損しているサドルもございます。
また、ボディに直接ネジ込まれたアンカースタッドは経年の為わずかに前傾しておりますが、通常の使用下では問題なく機能しております。
特筆すべきはヘッドストックの形状で、ヘッドストック先にコブのついた形状ではなく、所謂フェンダーヘッドといわれる形状が採用されている点でございます。
どの時期まで製造されていたかは不明ですが、80年代中ごろの資料ではすでにこぶ付きの形状がほとんどなっております為、それ以前に生産されていた個体だと思われます。
ジョイントプレート、ネック、ボディのシリアルはすべて一致しているため、完成時からこのルックスであったと推察されます。
ネックもボディと同じく、一度オーバーラッカーが施されているようですが、そこからさらに弾き込まれ、剥がれてきている部分もございます。
指板は黒く目の詰まったエボニーが使用されております。
また、グリップシェイプは近年モノにくらべがっちりした厚みの握りごたえがございます。
フレットは何度かすり合わせがされているようで、残り12フレット付近で0.8~0.9mm程度の残量で、大きく減ってしまっている箇所もございますが、目立った音詰まりは無く、現状でも演奏には支障はない状態でございます。
トラスロッドも締め方向の余裕は少なくなっておりますが、通常の調整範囲であれば動作いたします。
ペグは推定オリジナルのクルーソンタイプが搭載されておりますが、表面のブッシュのみ交換されているようです。
経年変化により、一部のペグでゆるみもございますが、チューニングには支障のない程度でございます。
コントロールキャビティパネルのビスは一部交換されている模様で、パネルのネジ部付近に割れが見られます。
ストラップピンはジムダンロップのロックタイプが搭載されています。
フレイムアッシュボディにフェンダーヘッド、そしてHHレイアウトなど、珍しい仕様が満載の初期モノでございます。この機会に是非ご検討下さいませ。
※ハードケース、アーム付属
※撮影機材の性能や、お使いの画面環境によって実物と色味が異なって映ることがございます。
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