Catalinbread Formula 5F6は、ヴィンテージツイードBassmanならではのキャラクターを、どんなクリーンアンプでも味わうことのできるオーバードライブです。
Formula 5F6は、様々なスタイルの楽曲に適した音を出すことができます。
例えばバディ・ガイやオーティス・ラッシュのようなストラトにBassmanをつないだブルースから、ジミーやSRV、ロビー・ロバートソン、ロベン・フォードなど、多くのギタリストが奏でた音を、オーバードライブやファズペダルとFormula 5F6を組み合わせることで作ることができます。
●Gainコントロール
Gainノブは、もちろんGainをコントロールするものですが、回路的に見ると、ツイードBassmanのBright Volumeと同じものです。
低く設定すればきらめくようなクリーンサウンドが得られ、そこからセンターあたりまで上げれば、ピッキングの強弱やプレイングでクリーンと軽い歪みを簡単にコントロールできるようになります。
そして、Gainを最大に、つまりヴィンテージBassmanで言う12の位置にすれば、カリフォルニアらしく、そして分厚いオーバードライブサウンドとなります。
BassmanのBright Volチャンネルのように、このコントロールはゲインを下げるほど音がブライトになります。
(ブライトキャップ)そしてゲインを上げていくほどにブライト回路の効果は薄れます。
これにより、素晴らしくきらびやかなクリーントーンと、暖かい歪みをGainノブの設定で簡単に作ることができるようになります。
しばらく使えば、自分のスタイルに合ったスイートスポットが見つかります。
(本物のアンプとは異なり、ゲインを最小にしても音がでなくなることはありません。)
●Volumeコントロール
ペダルの出力音量を調整する、Master Volumeコントロールです。
美しいクリーンと"on edge of breakup"レスポンスを実現するためには、このVolume を最大に設定し、Gainノブを最小から少しずつ上げていって調整することで得られます。
これはまさにBassmanならではの調整方法です。
通常、エフェクトON時にはOFF時よりも少しだけ音量が大きくなる程度に調整すると、良い結果が得られます。
●Treble、Middle、Bassコントロール
これらのコントロールは、それぞれ高域、中域、低域の調整をするもので、ツイードBassmanのトーン回路(Tone Stack)にあたります。
アンプのトーンコントロールに慣れているなら、これらのノブの役割は言うまでもないでしょう。
最高の音を作るため、トーンノブの位置に関わらず、丁寧に調整してください。
例え、Trebleが最大、MiddleとBassが最小となったとしても気にする必要はありません。
必要な音を作るため、本当に使えるトーンの幅はまるで巨大な宇宙のように広がっています。
●ギター側のヴォリューム
Formula 5F6にとって、ギターのヴォリュームノブはもう1つのコントロールと考えることができます。そうなるように設計しました。
ペダル側でゲインが高くなっていても、ギターのヴォリュームを下げることでFormula 5F6は、本物のアンプのように美しいクリーンサウンドを作ることができます。そしてクリーンやクランチを自在に調整できます。
さらに、ファズやブースト、歪みを追加すれば、さらにダイナミックなサウンドとコントロールが得られます。
●内部コントロール
・Presence
裏蓋を外すと、内部にはトリムポットがあります。これはペダルのプレゼンスや超高域の調整を行う物で、お好みに合わせて調整できます。
出荷時のセッティングで、ほとんどの状態で最高のトーンが得られるように設定されていますが、それぞれのギターやアンプ、ペダルの組み合わせは様々です。
それぞれの環境に合わせ、最終的なペダルのブライトさを調整することができます。
Formula 5F6で、特にステージで使いやすい音色が作れているのなら、このPresenceトリムポットの調整は推奨しません。
出荷状態の設定では、トリムポットはセンターに調整されています。
・Modeスイッチ
遂に、このシークレットリードモードについて語る時が来ました!
この内部にあるModeスイッチは、Stock BassmanとSecret Leadモードの切替です。
冒頭でも少しだけ述べましたが、このスイッチが、Formula 5F6をヴィンテージでローゲインサウンドを作るペダルから、カリフォルニアの火を噴くモンスターへと変貌させるスイッチなのです。
ゲインはより高く、そしてTone Stackはブライトなエッジと太さを持つ全く新しい音になります。
勘の良い人は、それはマーシャルサウンドか、と思うかもしれません。
とても良い考察ですが、違います。
Secret Leadモードのサウンドは、あくまでもアメリカンサウンドのままの、ユニークで新しい音なのです。
最高の時間を過ごしてください。(音量注意)
●ギター
実際のアンプと同様、Formula 5F6は使用するギターによって違った表情を見せます。
ヴィンテージスタイルのフェンダー系ギターなら、まさにフェンダートーンとなり、ゲインを上げてもクリーンが出る範囲が広くなります。
そしてハムバッカーや、他の高出力ピックアップのギターなら、Formula 5F6はゲインを上げればすぐに歪みはじめます。
しかし、常にギターのヴォリュームを下げればクリーンサウンドが得られます。
●アンプ
一般論として、Formula 5F6はクリーンに設定したチューブアンプで最高のパフォーマンスを発揮すると言えます。
しかし、設計時の予想とは異なり、Formula 5F6は歪んだチューブアンプでも素晴らしい結果を残したのです。
特にフェンダー系アンプなら、アンプ側のトーンをTrebleを6、Middleを6、Bassを3に設定してみてください。
Middleコントロールがなければ省いてもかまいません。そしてアンプのVolumeは2~4に。
これは一般的なFenderアンプで、Formula 5F6が最高のレスポンスを示す設定です。実際に開発時にもこの設定を使っています。
チューブアンプにおいて、Formula 5F6で最高のトーンとレスポンスを作るために、アンプのチューブの状態が悪くないかを確認してください。
特にアンプ側のプリアンプの1stステージはFormula 5F6にとって非常に重要で、ここのチューブの状態が良くないと、Formula 5F6は弱く、ザラっとした微妙な音になってしまう場合があります。
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”