1966年製のGretsch / 6119 Chet Atkins Tennesseanが入荷いたしました。
1958年に誕生した6119は、当初は1PUにFホール有りという仕様でしたが、1961年には2PUのシミュレーテッドFホール仕様になり、その後ボディ厚の変更や、シュミレーテッドFホールに白い縁取りが追加されるなどの仕様変更があり、現在よく知られるテネシアンの姿となりました。
今回入荷したのはヘッドにモデル名が刻印されたプレートが取り付けられている66年製の個体になります。
メイプルのホロー構造ボディーには前述の通りシュミレーテッドFホールが描かれ、センターラミネートのメイプルネックは、ビンテージ特有のジョイント部の裏から1本のネジで補強されているタイプです。ローズウッドの指板には特徴的なサムネイルインレイのポジションマークが施されており、0フレット仕様となっております。ボディは褪色によりウォルナット系のブラウンカラーに変化しており、風格あるルックスです。
オリジナルのハイロートロンピックアップを2つ搭載し、マスターボリュームと各PUのボリューム、PUセレクターとプリセットトーンコントロール、ミュートスイッチという構成になっております。POTデイトは65年になります。
ハードウェア面ではGretschの刻印入りビグスビーB6テールピースを搭載。バーブリッジの台座は勿論固定されておりませんが、アーミングに合わせてブリッジが前後に傾くような構造となっており、アメリカンな造りながらも工夫されていることが伺えます。ペグはオリジナルのオランダVan Gent社製オープンギアタイプを搭載しております。
状態としましては、まずビンテージのグレッチ特有のバインディングの劣化やひび割れが発生しており、バインディング剥がれの修正が数か所行われております。演奏に著しく支障の出るような箇所はございません。
また0フレット以外のフレットがリフレット及び指板面の修正が行われており、それに伴いネックバインディングのエッジが削られ、特に6弦側は握りこみやすいように丸められております。ビンテージタイプの細いフレットに交換されており、その後もすり合わせを行っておりますので特にローフレットの1~3弦側は背が低くなっておりますが、演奏は可能なレベルです。
塗装についてもネック9F裏あたりにスタンド焼けが見られますが、全体的に薄くオーバーラッカーされており、演奏中に気になる段差はございません。
交換か所としましてはトラスロッドカバーのビスが1つ、ピックガードのネック側のビスが1つ、ピックガードに隠れて見えませんがフロントのエスカッションのビスが1つ、トグルスイッチのキャップが2つ交換されております。
その他ヘッドの突板の割れやボディバックのバックル痕があり、全体的に経年や使用に伴う傷や打痕、金属パーツのくすみなどございます。
なおオリジナルのハードケースが付属しておりますが、経年によるダメージでケースとして持ち運ぶのが難しい状態となっておりますので、ギグバッグを別途お付けいたします。
交換箇所もございますがPUなど重要なパーツはオリジナルをキープし、ビンテージテネシアンらしいキレのあるトーンは健在です。まだまだお使いいただける1本ですので是非ご検討くださいませ。
■トラスロッド:ロッド左右60度まで確認済みにて問題なし
■ネックコンディション:問題無し
■フレット:3~5割残り
■ケース:オリジナルハードケース、汎用セミハードケース
■シリアルナンバー:106201
■重量:3.22kg
■保証:12ヵ月
■商品ランク:B:かなり、傷&使用感はあるが、通常使用する用途において問題なし
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