ジャズギタリストの憧れを集めるSuper 400。Gibson最大のサイズを誇る18インチボディの最上位機種として1934年に登場。翌年にはカッタウェイモデルを展開、その後1951年にはピックアップ搭載のSuper400CESが発売開始となります。1969年には当モデルの上位を目指した”CITATION”が登場しますが、34年以来、名実ともにGibson最高峰モデルとして君臨するキング・オブ・アーチトップです。本器はシリアルから74~75年製、ハムバッカー×2基搭載のCES。74年前期からはの"PU-490"ハムバッカーのパテントナンバーがステッカーから刻印の物に移っていきますが、本器は過渡期仕様でフロントに"刻印ナンバード"、リアピックアップには60年代からの仕様である"ステッカードナンバード"が搭載されております。丁度経営母体がECL(ノーリン社)に変わり、カラマズーの旧工場から現在のナッシュビルに移り始めたころの一本。その後80年代にかけナッシュビルへの移転が完了すると、一旦アーチトップモデルは製造がされなくなりますが、こちらはその直前、カラマズー工場での最終期の製作と言えます。5pcメイプルネック(メイプル・ウォルナット)/クルーソンシールファストペグ/エボニー指板/スプリットブロックポジション/ベネチアンカッタウェイ/フロント"刻印ナンバード"/リア"ステッカードナンバード”/"ソリッドスプルーストップ/メイプルサイド&バック。18インチのソリッド削りだしスプルーストップから放たれる生音は流石のレスポンス。PUからの出力は、艶やかで張りのある単音単音が、すっきりと透明感のあるトーンでアウトプットされる、正にこの年代らしいキャラクター。50's、60'sのオーガニックで生々しいトーンに比べ、ダイナミクスを抑え安定感のある挙動が魅力です。全体的に細かな傷や打痕、塗装のチェッキング、引けが見られますが、顕著に外観、演奏性を損なうダメージはございません。フロント側のVolとToneはポット交換済み。背が低く頂点のないフレットが特徴的な年代ですが、こちらはリフレット、リナット済みで、高い演奏性を確保しております。ロッドの調整を含め良好なネックコンディションで、現状12f上1.6㎜程の弦高で詰まりなどなくお楽しみいただけます。オリジナルハードケースが付属。
Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Maple
Back:Maple
Neck:Maple/Walnut 5piece
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Kluson Sealfast
Fingerboard Inlay:
Pick Guard:Tortoise Pattern
Pick up:Engraved Numbered PAF/Sticker Numbered PAF
Nut width:42.7mm
Scale:647.7mm
Case:Original Hard Case
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