SG Specialの印象も強いピートタウンゼントですが、70年代半ばから83年のthe who解散の頃まではLes Paulも多用。曲のチューニングごとにナンバリングされた改造Les Paulは、サウンド/ルックスともに強烈な印象を残しました。2005年Custom Shop製の当シグネチャーモデルでは、70年台当時レギュラー製品であったLes Paul Deluxeに大胆な改造を施したそれらのコレクションの中から、#1,#3.#9をセレクトし、細部に至るまで魅力的な完成度で限定復刻、販売がされたモデル。(蛇足ですが、数々のギターに破壊の限りを尽くしてきた魔の手を逃れ生き延びた#9の実機は、現在ラスベガスのHard Rock Hotelにて安全に保管展示がされているようです…)
そもそもが特徴的な個性を持つLes Paul Deluxeですが、76年製の実機に基づく各部スペック、ディティールをしっかりと復刻。3Pメイプルネックにはしっかりとボリュートが成形され、チャーミングな70年代らしいヘッドストックと小さなサイドポジション。当時らしい鮮やかなサンバーストの3Pトップ。特に現在のCustom Shopでも復刻をしていない、"パンケーキボディ"を堅実にリイシューした点は大きなポイントでしょう。センターポジションにDiMarzio DP101をマウント。併せてコントロールノブは3ボリューム、マスタートーンに変更、大胆に追加された2つのトグルスイッチはそれぞれ、【センターハムのコイルタップ(2way)】【センターハムのフェイズIN/OUT/ミニハムのキャンセル(3way)】となっており、エモーショナルなプレイスタイルからは意外にも細やかなサウンドバリエーションを備えた仕様。しかしながらやはりセンターに陣取るDP101(実質のSuper Distortion)のキャラクターは圧倒的なものがあり、ひとたびアンプをドライブさせれば、深くキメ細かくも分離感を備えた分厚く重厚な音圧をアウトプット。正に、本人曰く「俺の技術は派手なコードをでかい音で鳴らす事だけに特化されている」を体現するかの如くです。
細かなスレ、金属パーツのくすみ等はあるものの、目立つダメージは一切なく、大変良好なコンディション。ヘッド裏にはクルーソンスタイルの取り付け痕があります。CS製本モデルではオリジナルグローバー仕様ですが、恐らくは実機のパーツ換装時系列を意識して敢えてつけたものと思われます。気になるフレットの削れもなく、ロッドの調整も問題ない良好なネックコンディション。コレクターズアイテムとして抜群の状態です。オリジナルハードケース、認定書が付属。
Condition:EX+++
Top:3piece Maple
Back:Laminated Mahogany "Pancake"
Neck:3piece Maple
Fingerboard:Rosewood
Fingerboard Inlay:Dish Inlay
Bridge:Tune-O-Matic
Machine Head:Grover
Pick up:Mini-humbucker×2, DP101 Dual Sound
Nut width:42.85mm
Scale:628.65mm
Control:3volume, MasterTone, 3waySelectorSwitch, 2Mini-toggles
Weight:4.60kg
Case:Original Hard Case
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