1960年代後半から70年代前半にかけて輸出向けギターのブランドとして存在したExcetroのレアなアーチトップ・ギターで、製造はテスコです。
3ピースのメイプルを薄いメイプルで挟んだ5ピースのネックなど、当時としても上位機種だったのではないかと推測します。アーチの返りの美しさ、各部パーツの高級感、凝ったキュートなデザインはどれも秀逸で、ビザールギターではなくれっきとしたジャパン・ヴィンテージのくくりで良いのではないでしょうか。
ヘッドやネックヒール周辺、ボディトップの塗装チップおよびタッチアップなど相応にありますが年式をかんがみると程度は悪くなく、電装系やネックはすべて問題ありません。フレットは元々細くて低いタイプで、おそらく過去にすり合わせがされたかと想像しますが、現状で凹みや音詰まりはなく、状態は良好です。
ゼロフレットにナイロンサドルのブリッジと時代を反映しつつ、現在でも問題なく使えるアーチトップ・ギターです。
こんなにキュートなヘッドのデザインはもう二度と生まれないでしょう。
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