元々16インチのアコースティック・アーチトップで存在していたL-4はやがてエレクトリック・ギターL-4CESとして成立。1980年代後半にレギュラーのラインナップに登場しますが、トップ板が単板削り出しの高級機種でもあり、生産数の少ないモデルとなっています。
そしてほとんどがマホガニーサイド&バックという仕様に対し、稀に存在するのがこちらのフレイム・メイプルをサイド&バックに採用した個体!当然サウンドのキャラクターは異なり、数が少ない分、希少といえるでしょう。
ES-175と比較すると、スプルース単板削り出しトップに数ミリ厚いボディ、ネック寄りのフロントPUがサウンドの大きな違いを構成し、またエボニー指板、ゴールドパーツ、テールピースのオーナメントなど意匠による高級感からの差別化もこのギターの雰囲気を決定づけます。
ボディにスレや打痕、塗装のくもりなどが多く見られ、ブリッジ下にはキズもあり、フレットも部分的に減っているものの音詰まりなどは皆無でネックもストレート。指板バインディングのフレット各所にクラックがみられますが引っかかるなどということはなく、演奏性は良好です。ネックヒールにストラップピンが追加されています。
ナットにヒビのような線がみられ、PUセレクタースイッチのラバーグロメットに僅かな劣化がありますが、ともに演奏に影響はありません。
オリジナルのセルロース・ピックガードが過去に劣化反応を起こし、結果として隣接するピックアップのカバーに影響し、PUカバー表面の腐食ダメージが認められますが、現在ピックガードはアフターマーケット品に交換されています(オリジナルも付属)。
演奏に何ら問題のないプレイヤーズ・コンディションです。ますます希少性の高まるGibsonのアートチップ・ギター高級機種、ぜひお試しください。
Neck: 1P Mahogany
Body: Hand-carved Spruce Top, Maple Side & Back
Scale Length: Medium
Fingerboard: Ebony
Number of Frets: 20 Frets
Bridge: ABR-1
Pickups: '57 Classics
Finish: Wine Red
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”