Fender Japan ST57-53 CR 1995-1996年製
【下位モデルながらも上質の造りとサウンドのストラト】
1957年当時の仕様を基に再現、製作されたST57シリーズ。
スモールヘッドや1Pのピックガードなど特徴を捉えながら、手に取りやすい価格帯で販売されたのがST57-53になります。
キャンディアップルカラーのボディとメイプル指板がアイコニックな魅力を醸し、人気のカラーとなっております。
こちらの個体はCrafted in Japan＋N＋6桁シリアルです。
多くの場合、N＋6桁シリアルはMADE IN JAPAN表記となっており、93-94年のフジゲンによる製造と判断できます。
しかしながらこちらはCrafted in Japan表記であり、この表記は1995年からダイナ楽器組み込みに移行した後より使用され始めました。おそらく1997年に打ち切りが決まり古い在庫をどうにか使い切りたかったらというのが現実と思われ、筆記体表記は東海が製造と噂されておりOEMの消化がなかなかできない為ギリギリに使用された可能性が考えられます。
ただしCrafted in Japan表記以降1995-1996年のNシリアルはN＋5桁シリアルになります。
またネックデイトは手書きで塗装の下に93年と記されており、ネックの製造(整形)は93年で間違いないと思われ、この時期はフジゲン製造となります。
そのうえで、Crafted in Japan表記がなされていることから、少なくとも95年のダイナ楽器組み込み期までストックされていた可能性を推測できます。
加えて93-94年フジゲン期と95-96年ダイナ楽器組み込み期でNシリアルが共通することから
95-96年ダイナ楽器組み込み期出荷の、"移行期の個体"と判断いたします。
物語を感じる一本となっております。
ボディ材はバスウッド、ネック指板は1Pメイプル。
上位モデルにはアルダーボディが使用されておりますが、加工コストなどの視点からバスウッドが採用され価格を抑えることに成功しております。
しかしながら質が低い木材ということではなく、サウンド傾向はクセが少なく、中音域に少しフォーカスした印象があり、軽量で扱いやすいという特徴があります。
巷では軽視されがちですが、高価格帯のハイエンドブランドにも使用されることもあるなど、ボディ材として信頼を得ていることが分かります。
1Pのメイプルネックとの相性も良く、50'sならではのアタッキーなサウンドの方向性ながらも、ボディが程よく角を取ってくれているイメージが湧き、バランスの良いストラトサウンドを出力します。
総じて下位グレードモデルながら、それを感じさせないクオリティを誇る個体です。
是非この機会にご検討ください！
【状態】
使用による傷、打痕、金属パーツのくすみがあります。
弦は.009-.042のゲージを張り、調整を行っています。
ロッド残は締め緩め方向共に機能しました。
ネックはほぼフラットな状態に調整しております。
弦高は12フレットで 1弦 約1.6mm / 6弦 約1.8mmです。
通常演奏時、大きなビビリはありません。
付属品はソフトケースのみです。
＊外観の状態は写真にて確認ください。
＊細かい気になる点や質問などございましたらお気軽に取り扱い店舗にご連絡下さい。
また、店頭での試奏の希望がございましたら、恐れ入りますが取り扱い店舗に事前にご連絡頂けますと、商品の手配をスムーズに行えます。
＊ギターの弦はゲージの指定は可能ですが、ブランドの指定や特殊なゲージ指定は承っておりませんので、ご了承ください。
チバカン楽器 船橋店 楽器専用ダイヤル TEL : 0120-954-550
【SPEC】
ボディ : バスウッド
ネック材 : メイプル
ネックシェイプ : Cシェイプ
ネック反り：無し
指板材：メイプル 21F
弦高 高音-低音 ： 1.6-1.8mm
フレット残 : 7-8割
インレイ：ドット
ナット（材/幅）：約42mm
ペグ : オリジナル
スケール：約646mm
ブリッジ : オリジナル
使用弦ゲージ : .009-.042
ピックガード : クリーム1P
ピックアップ : オリジナル
スイッチ :5Way SW
コントロール : 1Vol、2Tone
ロッド残 : 調整に当たり少し絞りましたが締める、緩める共に余裕有り
重さ：約3.38kg
付属品 : ソフトケース
シリアルNo.N088567
店舗商品コード : df145-2502-022 / 管理番号 : Q58331 / A921C594004 / ケースNo.10
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