世の中に数多と存在するTS9クローン。これらはメーカー独自の解釈を加えたモデルもあれば完全再現を目指したモデルもあります。
ここまで忠実にビンテージのTS9を完全にコピーしたエフェクターは今まで見た事がございません。
中にはオリジナルと"殆ど"音色が変わらないモデルもありますが、どんなに出来が良いモデルでも"殆ど"なのです。
しかしこの#9は殆どなんてもんではありませんでした。"全く"音色が変わらないのです。
もはやこの時点で理解が到底出来ないものではあるのですが、まだそれを上回る衝撃がございました。
ノブをどのポジションに合わせても音が"全く"変わらない。
ゲインを9時、12時、15時、マックスと切り替え、トーンを同じく様々なポジションに変えても全く変わらない。
こんなエフェクターが古今東西存在したのでしょうか。私は未だかつて触ったことも耳にしたこともありません。
いかに一定のポジションの音色を近づけてもツマミの位置が変わると別物のエフェクターになってしまいます。
しかもパーツはオリジナルのパーツと全く異なります。
信じられないことに、今回は現代で手に入るパーツを使用したモデルなのです。
一体何をどうしたらサウンドがこうなるのか理解不明です。本当に信じられません。
私自身もこの#9とオリジナルのTS9をスイッチャーでの切り替えで弾き比べを行いました。
スイッチャーでの切り替えをする事で、前段に置くエフェクターのバッファー部の条件を均一化させる事が出来るので、本当の意味での弾き比べが可能なのですが、もう笑ってしまう程完全に同じサウンドがアンプから飛び出します。
ツマミの可変域やそれに伴うサウンドなども非常に細かく確認してみましたが、何をどうしたらここまで同じ挙動をするのか分からない程完璧な調整が為されているのです。
試奏用の試作機だけが同じサウンドで、製品版は手を抜いているのかというと決してそんな事はありません。
私がオリジナルとサンプルを弾き比べしたタイミングは既に#9が発売されて
いた為、店頭にも在庫がございました。
そこで店頭在庫とオリジナルを同じように弾き比べたのですが、やはりサンプル機と同じく完璧な調整が為されておりました。
サンプルだけ本気を出して製品版は別物にしてしまうメーカーも多少ならずとも存在しますが、このSUMO STOMPは決してその様な事はしておりませんでした。
本当に全てが常識外なことになっている#9ですが、値段ももれなく常識外です。
このクオリティーに加えて長い開発期間と技術料、特注のケースやハイコストなパーツ類を考慮した場合、5万円前後はいくであろうエフェクターですが、何を間違えたのか税抜きで2万円台という価格でご提供されてしまいました。
1度触らずともこのエフェクターは絶対に買うべきです。
断言できる程このエフェクターは心からおススメ出来る最高の商品です。
是非ご検討下さいませ。
こちらのページをご覧頂いている方はTone of Gold、またはInner Bambooをご存知でしょうか。
ビルダーの竹内さんと木下さんがタッグを組んで生まれた国内随一のエフェクターブランドです。
担当の私も、現在の体制になる以前、Inner Bambooがエレキ用エフェクターを製作していた頃から同ブランドのエフェクターを多数愛用してきました。
現在Inner BambooはInner Bamboo Bass Instrumentsと名称を変更してBass専用のエフェクターを世に送り出しております。
先日発売されたD-IIやU-II等、ベース用のエフェクターはプロやアマチュア関係なく絶大な指示を得ております。
マニアックな要望に応える独自のアイディアと、プレイヤーの拘りに決して遅れをとらない機能性、そしてなにより一切の妥協を排除し製作されるその圧巻のサウンドが数多のプレイヤーの心を打っているのです。
Tone of GoldはInner Bambooに所属している木下さんがギター用部門として立ち上げたブランドとなります。
木下さんがサウンドの方向性や構想、そして長年の経験により培ってきたその圧倒的な知識の基、使用するパーツ等を提案し、竹内さんが実際に基盤を組み上げております。
正直、楽器店の販売員として見てもメーカーの拘りは鬼気迫る所がございます。
通常のメーカーでは、コスト的に決して使用することがないパーツをふんだんに取り入れております。
通常NOSパーツやオーディオグレードのパーツを使用する場合は、非常に高価である為不具合があるかどうかの検品のみで、あまりにも大きい数値の相違でない限りは使用されることが殆どです。
しかし、TOGとIBにはそのような常識は通用しません。
数値が定数通りになる事が殆どないビンテージパーツを一切の妥協なく選定し、完全にマッチングするパーツのみを組み合わせ、その個体に合わせたチューニングを行います。
さらに、サウンドの心臓部のみビンテージパーツを使うのではなく、目指すサウンドの為にはどれほど高価であろうが細かい部分でも高価なパーツやワイヤーを惜しみなく使用します。
そして、完成後もエイジングによってサウンドが変化することを考慮し、すぐには出荷せず工房内でエイジングを行うことも良くある光景です。
通常のメーカーでは決して真似をすることの出来ない最高の製品を製作することを目的としたTone of GoldとInner Bamboo Bass Instrumentsは、市場に出回っている製品と比較した場合は高価な部類に入ります。
しかし、製作に於ける研究費、パーツ代、竹内さんの培ってきた職人としての技術、そして何よりその圧倒的なサウンドを考慮した場合、本当にこの価格で良いものかとこちらが心配になるほどの値段設定です。
最高のサウンドを求める方にこそ、両ブランドそして新たなブランドSUMO STOMPの製品をおすすめ致します。
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