ロシア出身のSimon Padalka(サイモン・パダルカ)氏によるPadalka Guitars。立体的でオリジナリティ溢れる造詣、絶妙にポイントを突いてくる都会的デザインが印象的なカスタムブランド。戦争の影響もあり現在はカナダ、サスカチュワン州に拠点を移しギター製作を続けています。製作数の少ないハンドメイドブランド故にオーダー待ちも長く、中々お目にかかれないPadalka Guitars。こちらの"Supreme"はカナダに移ってから創られた新しいフラッグシップモデル。特に本器"SN226"は記念すべきその最初の一本です。マホガニースルーネック構造を採用し、ボディウイング部もマホガニー。ヘッドストックセンター部分、指板、ピックガード的にデザインされた1弦側ボディトップ部はマッカーサーエボニー。シンプルな1Vol、1Tone。2ハムバッカーの各ポジションは両PUのオートタップを絡めた5Way。ピックアップにはBare Knuckle Pickups "Stromy Monday"を搭載。一般的な構造のハムバッカーピックアップですが、特製のエボニーカバーがあしらわれており、そのアシンメトリーなデザイン性もまたユニークなキャラクターに一役買っています。リッチライト、アルミニウム、ブラスで構成されたブリッジ部の機構も削り出しでオリジナル製作。槌目仕上げ(ハンマートーン)の金属をあしらったコントロールパネルは無骨でインダストリアルな印象を持たせるとと同時に、どこか和様の琴線に触れる情緒も感じられる印象。未来的なデザインが多い氏の作品の中でも、特別に有機的で少し牧歌的な意匠に振った本モデルは、まさにブランドの表現するところの"レトロモダン"を巧く体現しています。ステンレスフレットとオリジナルのハードテイルスタイルブリッジによる明瞭なレスポンスにタイトな低音、クールでシンプル、必要十分に洗練された倍音を伴った扱いやすいサウンドキャラクターですが、決して鳴り感の物足りなさを感じることはなく、スルーネックによる豊かなサスティーン、ギター然と全体でウッディに響くトーンもしっかりと感じられる仕上がり。ヴィンテージアプローチのピックアップを採用した点もまた絶妙で、ルックスからの期待通りにシュレッドなリフサウンドも抜群ながら、ほのかにメロウでセピアな空気感を伴ったトーンでもって、アンニュイなスタイルのプレイも魅力的に想像ができる個性的かつ高い完成度。ルックス、サウンドともにインスピレーションに溢れ、放たれる無二の存在感からプレイヤーの独創性をも引き立てること間違いなしの一本。ぜひご確認ください。Pelican製防水ケース、エボニーブロックで作られたツールボックスが付属。
Body:Mahogany
Neck:Mahogany Neck-through Construction
Fingerboard:Ebony and Macassar Ebony 12-16 Compound Radius
Bridge:Padalka Original Hardtail (Richlite, Aluminum, Brass)
Machine Heads:Graphtech Ratio
Fingerboard Inlay:None (Macassar Ebony and Brass Side Position)
Pick up:Bare Knuckle Pickups Stormy Monday
Nut width:43mm
Scale:635mm
Control:1Vol,1Tone,5Way
Weight:3.09kg
Case/ACC:Pelican Waterproof Hard Case
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