アメリカトップクラスのシェアを誇るギターブランドTaylorより「212ce」が入荷してまいりました。
Taylorのミドルクラスモデルである200番台。こちらの212ceはGC(グランドコンサート)シェイプを採用したモデルとなっています。
どっしりとした低音の鳴りとパワフルなサウンドを得意としたシェイプとなっています。
ボディの音が良く出てくる印象ですので、素材によって性質が大きく変わるのが特徴なのではないでしょうか。
その点も踏まえましてサウンドについて。
トップ材は単板のトリファイドスプルース、サイドバックはローズウッドが使用されています。トリファイド加工が施された単板は良く響いてくれる印象。派手で煌びやかなサウンドというよりも落ち着きのある上品なサウンドのように感じました。ストロークの際は他の楽器や歌を邪魔することなくアンサンブルを下から支えてれるのではないでしょうか。単音弾きでは一音一音に厚みを感じられフレーズの存在感をしっかりと表してくれると思います。ピックストローク、フィンガーとスタイルを問わず鳴らしやすいバランスの取れた実用性の高さも魅力の一つ。
軽量かつ頑丈な造りになっており、ライブシーンでの使用にも気兼ねなく持ち出せる懐の深さを感じました。搭載されているピックアップ「Expression System 2」は従来のピエゾピックアップの弱点を克服し、アコギの生々しいサウンドをアウトプットすることに特化した優れもの。プレイヤーのニュアンスを余すことなく表現してくれるピックアップは大いに必見の価値ありです。
エントリークラスとしては十分すぎるほどの仕上がり。Taylorの美味しいポイントをしっかりと押さえた実用性のある一台。アコギ探しに妥協したくない方にはジャストな一品だと感じました。
ぜひご検討ください。
●Specifications
Top : Torrefied Spruce
Back&side : Layered Rosewood
Neck : Neo Tropical Mahogany
Fingerboard : Ebony
Scale : 24-7/8"
Neck Width : 1-11/16"
Electronics : Expression System 2
Weight : 1.937kg
Case : Taylor Gigbag
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