今、日本のみならず世界的にも注目度の高い日本製ブランド「OOPEGG」。
国内外を問わない数多くのアーティストリレーションを務め、OOPEGGのギターデザインを担う田鍋一真氏。彼を中心に数多くの職人たちの手によってOOPEGGは創られます。アーティストリレーションにて得た楽器の知識と世界中のあらゆる職人たちとのコネクション、彼の音楽愛が積み重なり、常識に囚われない自由な発想と、美しさ、楽しさを感じられるものづくりが魅力でお薦めしたいブランドのひとつです。
Supreme Collection Trailbreaker Mark-II Tremolo - Dark Green Metallic #24080
本年2024年にローンチされたセミホロウモデル「Trailbreaker Mark-II」。
2ハムバッカーに3ノブスペック。Trailbreakerオリジナルシェイプにシンクロタイプのトレモロを搭載した一本で、こなれ感に使いやすさも合わさる実践的なギターです。
OOPEGG初期から取り扱いし、デザイナー田鍋氏が形にした作品たちをレビューして参りましたが、Mark IIと名付けられたこのホロウモデルも面白い楽器に仕上がっています。
ボディシェイプはMark Iから引き続きオフセットシングルカットのオリジナルシェイプを採用。シルエットは変わりませんがやはり大きなところとすると「Fホール」とトップくり抜きのシンライン構造でしょう。殆どのモデルをソリッドボディで製作していたOOPEGGですが、エアー感を付与した事により、幻想的な音の広がりと更なる音色の幅、更なる可能性の感じさせてくれます。
今回の個体はアルダーのトップ&バック。ネックはMark Iと同様のメイプルとウォルナットのラミネイト。他のシンラインモデルと比較すると生鳴りはシャープで、空気感を纏ってはいるもののそれほど大きくはありません。ですが、トレモロのスプリングとボディ形状、ネックジョイントの兼ね合いから想像以上にバランスが取れています。
ピックアップは国内工房EuphorealのCustom P-90とCustom Humbuckerのマッチング。アッセンブルにパッシブキャパシターフィルターを搭載し、各ピックアップ単体でのバリエーションに加え、ミックスのさせ方で如何様にもサウンドクリエイトをすることが可能です。今回のアンプアウトの印象ではピッキングの追従性とドライブの抜けの良さが特徴と捉えれおり、空気感のあるファットでジャジーなクリーンにEuphorealの使い勝手の良さ、ペダルとの相性の良さが際立って感じます。Mark Iではなかった素直でストレートなサウンドの構築となっている為、プレイヤーにとって頼りになる存在として長く寄り添っていけるのではないかと思います。
今回の個体はダークグリーンのメタリックを採用したソリッドカラー。奥深い上品な大人の緑が演出されています。
美的センス、使い心地、田鍋氏のセンスが光る素晴らしい一本です。
Body Top : Alder
Body Back : Alder
Neck : Maple + Walnut 5Ply
Fingerboard : Rosewood 22F
Scale : 24.75"
Neck Shape : Modern D
Neck Radius : 12"
Frets Size : Medium Jumbo
Nuts : Oil Bone
Bridge : GOTOH NS510T-FE1 with PSP
Control : 1Vol, 2Tone (Bridge TonePot w/Passive Capacitor On/Off SW for Humbucker), 3way Pickup Selector
Tuners : Gotoh SD90-MG-T
Pickups : Euphoreal Custom P-90(Neck), Custom Humbucker(Bridge)
Color : Dark Green Metallic
Weight : 3.264kg
Case : Gigbag
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