D-18。D-28と共に最初の14Fジョイントモデルが生まれて以来マホガニーサイドバックモデルの顔、ワールドスタンダードとして現在に至るまで製造され続けている名機です。本機は1942年の戦中ウォータイムに製造された品です。SEAGULLやM.Shiozakiで知られるベテランギター製作家であり、日本のMartin研究における第一人者としても知られる"塩崎 雅亮氏"によってリトップ、そして塩崎氏の元でギター製作を学び現在は独立して製作活動する”日高雅樹氏”によってネックのエボニーロッドをT-Barロッドへ仕込み直しを施した1本です。トップにはアディロンダックスプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、T-Bar ロッド、リプレイスエボニー指板、リプレイスエボニーブリッジ、ロングサドル、ペグはWaverlyへ交換。2013年に塩崎氏によってリトップ作業がされていますがオリジナルのトップ構造であるリアシフトスキャロップブレース、スモールメイプルプレート、ニカワ接着、オリジナルピックガード、オリジナルべっ甲セルバインディングを使用した組み込みで見事な復元。馴染みも出てきたのか落ち着きのある角の取れた響き。18ならではのふくよかさや暖かみを感じるスムースな響き、前オーナー様の拘りを感じるコンバートしたT-Barロッドならではの力強く凛々しさもあるしっかりとした腰の強い反応を得られます。リトップ、T-Barロッド組み込みを施し、ネックアングルの適正化、真新しい指板にフレットと、プレイコンディションも良好です。ボディサイド、バックにはいくつかのヘアラインクラック補修痕、サイドのクラックタッチアップ修正痕、サイド、バック、ネックは全体に薄がけのオーバースプレーが施されています。L.R.Baggs Lyricも搭載しており、ライブでもライン接続可能なまさに使えるヴィンテージに仕上がっています。塩崎氏ならではのオールドマーチンアプローチで個性的な味付けを行わず、ストイックなまでにマーチンへのオマージュを込めた再現。修理の域を超えた氏ならではのオリジナルを尊重した仕上がりが見事です。ソフトなタッチでの表現力からフラットピッキングでの追従性やドライブ感が素晴らしく懐の深い許容力があります。ヴィンテージの持つドライな質感とリトップの若々しい力強さを感じる事のできる逸品です。ハードケース付属。
Condition:EX
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly Nickel
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Tortoise Color
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:None
Nut width:42mm
Scale:645.2mm
Case:Hard Case
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