レスポールモデルが再生産された1968年の翌年、1969年より新たにレスポールファミリーへと加わった“Les Paul Deluxe”
デカール式シリアルナンバーから1975年製。
年代によって大小様々なスペックチェンジが施されたデラックスですが、本機は3ピースメイプルネック、ケーキ構造のボディバックにメイプル3ピーストップ、
デカールシリアル、ナッシュビルタイプのABR-1仕様などから75年後期頃の特徴が色濃く見受けられます。
このモデル独特のサウンドを生み出すオリジナルの刻印ナンバードミニハムバッカーを2基マウントし、枯れた味わいの中にもしっかりとした歯切れの良さを感じさせ、
ブルージーなアプローチからファンキーなカッティングまでバッチリはまるブライトなサウンドになっており、ハムバッカー搭載のレスポールとは一線を隔したモデルながら多くのファンがいるのにも納得させてくれる素晴らしいトーンです。
製造から40年以上が経過しているギターということで全体に無数の打痕や弾き傷、バックル傷、ウェザーチェック、塗装の目痩せ、金属パーツのくすみ、
3弦ペグシャフトの変形、ネック折れの修理歴が見受けられる他、ストラップピン交換、ナット&フレット交換、ポット及びコンデンサー交換(4つ全て78年の50週のCTS製)など、パーツ交換や修理・使用感が多数見受けられるプレイヤーズコンディション。
元々の仕様に準じた幅が広く背が低いフレットが打たれている上で、消耗に伴い全体的に5割程度の残りと低くなっておりますが、アンプを通して気になるようなビビりや音詰まりなく演奏していただけます。
※現在主流のミディアムジャンボやジャンボなどの大きめのフレットに慣れている方は演奏性にギャップが生じるかと思います。ご注意下さい。
※トラスロッドカバーの上部にヒビが見受けられます。
重量 : 約4.5kg
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