■ Cannonball(キャノンボール)
ブラックサックスのパイオニアであり、近代のモダンサックスに於ける最高峰ブランドである『Cannonball』
1996年にアメリカのユタ州ソルトレイクシティにて、互いにサックス奏者であるラウカット夫妻により誕生し、
自宅の一角を工房へと改築、サックスの命とも言えるネックの加工・カスタマイズを手掛ける事より端を発します。
そのブランド名には、現社長であるテヴィス・ラウカット氏が愛して止まない『キャノンボール・アダレイ』と、
本来の意味であり、力強く太いサウンドの象徴である『キャノンボール=大砲』の意味が込められております。
サウンドへの飽くなき欲求・プレイヤーとして培った経験・感覚を基に、幾度となく実験・研究を繰り返すうちに、
設計や機構の他にもパーツ一つの素材・加工・仕上げがサウンドの大きな変化に繋がる事を実証する事に成功。
独自の視点より考案した楽器は、瞬く間に多くのユーザーに高い評価を受け楽器製作工房として成功を治めます。
管体のアニーリング(焼き鈍し)や準宝石のキィボタン・ファットネックの開発など、これまでに多くの試みを行い、
現在ではモダンサックスブランドの雄として、日々探求を繰り返し最高峰の作品を世に生み出しております。
■ T4-B
キャノンボールブランドのフラグシップシリーズBigBellStone Seriesに
2019年から追加されたT4 BigBellStoneラインナップ。
既存シリーズの基本コンセプトや豊かなサウンド、
高い操作性は維持したまま、
各部デザイン、仕上ラインナップの見直しをすることにより、
優れたコストパフォーマンスを実現しました。
発表後、
既存のファン層から愛されるとともに、
その扱いやすさや優れたコストパフォーマンスが功を奏し、
入門者や他ブランド愛用者等、新たな方にも世界中で愛されるモデルとなりました。
■ 仕様
・調子:B♭
・シリーズ:(T4) BigBellStone Series
・管体素材:イエローブラス
・サム フック/レスト 素材:ブラス
・レゾネータ:金属製
・ネック:スタンダードタイプ1本
・バネ:ブルースチールスプリング
・キィボタン:準宝石 (Picaso Jasper Dark)
・淳宝石配置個数:9カ所
・仕上:ブラックニッケルメッキ
・彫刻:手彫り彫刻
・製造国:台湾(初期工程)、アメリカ
■ 付属品
・純正ハードケース
・マウスピース
・リガチャー
・キャップ
・コルクグリス
・ストラップ
・クリーニングクロス
・保証書
■ 特徴
~付属ネック1本化~
既存のT5シリーズでは、
スタンダード/ファット タイプの各1本を標準搭載していましたが、
T4シリーズではスタンダードタイプ1本のみの搭載へと変更しました。
開発当初、
Cannonballブランドの真髄ともいえるファットネックを付属から外すことには
大きな抵抗があったものの、
それによって大幅なコストカットを実現しました。
また、スタンダードネック1本化により、
ファットネックのような下穴機構に慣れていない方や
入門者などの経験歴の浅い方からも支持を得て、
既存の愛用者以外からも愛される仕様となりました。
~準宝石の数量減~
T5シリーズの16カ所配置から
T4シリーズでは9カ所に数量を減らしました。
ネック、メインキィの準宝石は残したまま、
キィガード、サイドキィの準宝石を減らし、
外見・音響効果への影響を最小限にしました。
また、サイドキィの準宝石を減らしたことにより、
他社製の補助器具の装着も可能になり、
手の小さい方や準宝石の触り心地が好みでなかった方にも
快適にお使いいただけるようになりました。
~BigBell(大口径ベル)~
シリーズ名の通り、大口径のベルが採用され様々な音域下・ダイナミクス下でも最良の響きが得られ、力強く堂々とした心地よいサウンドがお楽しみいただけます。
~Semi-Precious Stone(準宝石)~
通常、貝や樹脂が用いられるキィボタンには準宝石が採用されています。
配置や大きさの試行が繰り返され、最良なサウンド・外観が得られるように配置されています。
キィカップにおける余剰な振動を取り除くとともに、各モデルの管体仕上げと合わせた色味の準宝石を搭載することで、見るものを惹きつける外観を誇っています。
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