人気ラインナップのウェンジ仕様Trad LamiをFullsize Dinkyでアレンジ!
Lamiシリーズ自体が個性の塊ではありますが、その中でも本機はこだわり仕様が満載です。
主な相違点として、今回はTrad Fullsize Dinky STを素体にチョイス。
F社同様の648mmスケールはTrad STシリーズの628mmと比較してより一層タイトなサウンドに寄与します。
さらにディンキーシェイプを採用することにより、いかにもモダンなイメージにふさわしい流麗なフォルム、高いプレイアビリティを実現しました。
ボディ材はバックにホンマホというところまではオーソドックスな仕様ですが、本機が個性的なのは上半分の材構成。
トップ材はフレイムメイプル、肝はバック材とトップ材の間に挟み込まれたウェンジ材。
トップ材をドロップトップにはせずそのまま削り落とすことでベベルドカット部分から覗くウェンジ材がおしゃれさを際立たせます。
サウンド面でもメイプルとは一味違った硬質なサウンドのウェンジ材は個性抜群です。
ネック材と指板材にもウェンジをチョイス。
ウェンジらしい独特な粘りも兼ね備えた硬質なサウンドが非常にマッチします。
ハードウェア類は堅牢なゴトー製とJescerを標準搭載。
国産ギターらしいタイトな質感に寄与します。
カラーリングは担当こだわりのデニムブルー。
わずかに磨き上げたハーフマットのツヤ感もなかなかのもの。
PUはInfiniteオリジナルPUからModernハムバッカーをチョイス。
ワイドレンジでバランス良い質感と、パワーがありつつも輪郭の潰れないスムースなサウンドはジャンルを選びません。
特筆すべきはPU MiniSW。
フロント、リアそれぞれのPUに対して、パラレル、タップ、シリーズの3種のサウンド切り替えが可能。
一般的なハムバッカーPUは2つのコイルをシリーズ(直列)で接続していますが、片方のコイルのみを生かすことでシングルコイル状態にするのが所謂コイルタップというものです。
それに対してパラレルモードは2つのコイルはどちらも生かしたままではありますが、パラレルの名の通り並列で接続します。
回路上は一つのハムバッカーの中でテレキャスターのハーフトーンのような状態が発生していると表現するとわかりやすいでしょうか。(もちろん、PUコイル間の距離の違いにより、テレキャスターのハーフトーンとは大きく違うサウンドになります)
これにより、シリーズ接続された通常のハムバッカーよりややスッキリしたサウンド、かつコイルタップよりは芯のしっかりとしたサウンドが得られます。
モダンST系と言えばハムバッカーをタップすることでシングルコイル風のサウンドもカバーするというのが鉄板のスタイルでありますが、タップではなくパラレルをあえて採用するマニアック仕様も密かな人気があります。
本機ではそんなパラレルも加えた3種のサウンド全部載せの贅沢仕様のため、HH配列のギターとは思えないほどのサウンドバリエーションが自慢です。
トータルのサウンドとしてはアタックの立ち上がりは比較的速く、明瞭なサウンドが売りでありながらも、トレブリーで耳につくようなところもない、非常にバランスが良い仕上がりとなっています。
Infiniteらしいプレイアビリティの高さもあり、様々なジャンルで活躍できることは間違いないでしょう。
いかにも平成中盤以降のギターといった趣ではありますが、巷に溢れるスーパーストラトのような存在に食傷気味の方にオススメしたい、ちょっとひねったハイエンドギターです。
ウェンジネックの独特の質感も必見!是非店頭でお試しください。
SPEC
Body Top : Flame Maple 5A (6mm)
Body Back : Wenge, Honduras Mahogany 2P
Neck : Wenge (Slim C)
Fingerboard : Wenge (10-14R)
Frets : Jescar 55090-SS (22F)
PU : Infinite Modern
Control : 3Way-Selector, 1V, 1T, 2miniSW(各PUのシリーズ-タップ-パラレル)
Bridge : GOTOH 510TS FE1
Tuner : GOTOH SG381 MG-T
Finish : Polyurethane
約3.7kg
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