ウッドマテリアルの選定と削り出し、塗装をカリフォルニア、組み込みと最終のセットアップを日本国内で行なった、日米の職人によるコラボレーションブランドCalja。60年代のTLモデルの雰囲気を色濃く感じます。
ルックスですが、今回のエイジドも素晴らしい仕上がりです。とにかくリアルさを追求した、雰囲気と貫禄のある仕上がりです。カラーはダークなブルー。光の当たり方や照明によっては色が褪せたブラックにも見えます。
バインディングにも目がいきますが、実はボディはやや薄い仕様です。一時期、F社よりボディがやや薄いモデルが販売されていた時期があり、今でもその時期のモデルは根強い人気があります。今回はそのモデルを意識した仕様で、一般的なモデルよりもややボディを薄く仕上げています。体にフィットしやすく、サウンドも芯がありながら軽快です。
肝心のサウンドは歯切れのいいTLらしい感触です。この辺りは軽量で質のいい木材を選定できるカリフォルニアの魅力ともいえるでしょう。組み込みを日本国内(PGM)で行なっている影響か、丁寧でサスティンもしっかりと伸びます。
同時期入荷の3TSのモデルと比較すると、ややこちらの方がダークなサウンドの印象。Throbak PUとの相性も抜群です。
アメリカナイズドなギターがお好みで、丁寧な作り込みも捨てきれない!という方、ぜひいかがでしょうか。
SPEC
Body : Alder
Neck : Quarter-Sawn Maple
Fingerboard : Rosewood
PU : Throbak T-59 MXV
3.2kg
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