世紀末スティングレイ！1999年11月製です。非常に目立つ塗装のクラックが印象的な一本で、それ以外にも、そこかしこに目立つ傷がありますが、磨いたら汚れが落ちてツヤツヤになりました。フレットや指板のクリーニングも行い、汚れはかなり落とせました。かなりビシッとしたプレイヤビリティとサウンドが蘇ってきたミレニアム・モデルです。
とはいえ、記載しなければならないのは、先ずネック裏の傷です。背面全体の画像にも写っていますが、別途画像を用意しました。店主的にはOK ですが、この傷で選ばれない方もいるかと思います。キチンとお伝えしておきたいと考えました。それと一番目立つクラックですが、ボディ前面と背面のそれは、繋がっています。それも別途画像を用意いたしました。ご参照ください。
その他気になる部分を列挙しますと、コントロールの、ミドル、ベースのセンター・クリック感があまりありません。全くない訳ではありませんが、例えばライブ中などだと、全然分からなくなる、位にはありません。ここもユーザー次第です。それから E線サドルのイモビスに焼付があり、固着して回りません。回らない現状で、E線の弦高自体は標準状態ではありますので、大きな問題にはなっておりませんが、記載する必要はございます。
４kg強の重量はこの時期のスティングレイにしては軽量で、ボディ材はアッシュでした。当時のスティングレイのボディ材は「セレクテッド・ハードウッド」でしたので、必ずしもアッシュではありません。特に黒などの木目が隠蔽されるカラーの場合、ポプラ等である場合が多いのですが、本機はアッシュでした。それでいて軽量なのですから、文句なしだと思います。
傷等、気になる個体ではありますが、内容は非常に濃く、サウンドもらしさに溢れる個体です。
フェンダー・ジャパンの薄くて黒いソフト・ケース付属
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