■True Historic
ヒストリックコレクションが一度終了した後、突如として現れたTrue Historic。
2015年から2017年までの短い期間での製造となり、トータルで2000本製造と激レア且つ現在も非常に人気を博しております。
その仕様はどこまでもヴィンテージレスポールを追求しており、3Dスキャンで当時のヴィンテージレスポールのデータを取り、それに基づいた設計となっております。
当モデルの代表的な仕様としてはダブルカーブドトップでございます。
通常使用のレスポールよりボディのアーチが緩やかに設計をされております。
当時のヴィンテージレスポールの音の流れや振動をより良くするための設計となっており、一音一音にすさまじい迫力がございます。
木材面では、True Historic用にハンドセレクトで木材選定をし、トップ材の杢目は勿論のこと指板材やボディー材に至るまで、Gibson社のストックで最高級のグレードのものを使用しておりました。
また、パーツ類の再現性も異常なレベルでの研究を行っております。
曰く、オールドのLPに使用されていた金属パーツの炭素含有量や成分までもを計測し、完全に同じ成分の金属パーツを製作したと豪語しておりました。
元々Gibsonは様々なアップデートを行っておりましたが、より"狂っているレベル"の再現性をこのTrue HIstoricにて得ました。
ちなみに2013年より前も大きなアップデートが為されておりました。
2012年まではルックスこそGibson CSの製品はビンテージのLPと同様のルックスとなる様に精巧に再現されておりましたが、製作内容自体はビンテージと少々異なる製作方法をされてきておりました。
大きなポイントですと、ケミカルグルー(タイトボンド)でネックジョイントが行われている上にトラスロッドはチューブに入れての仕込みがされておりました。
しかしながら、2013年からは"よりビンテージらしいサウンド"を追求するべく上記製作方法を一新しました。
それが、ネックジョイント部のニカワ接着とチューブレス・トラスロッドの採用です。
また、それまでは57 ClassicやBurstbuckerを搭載していたピックアップも2013年よりCustombuckerへと変更されました。
こういった仕様やTrue Historicパーツは2025年現在のGibson CSでのリイシューモデルにも引き継がれ続けている事から、Gibson社も上記ポイントはレプリカを作る上で重要な要素と考えているのは間違いないかと思われます。
先述した通り当個体に搭載されているピックアップは、1958~60年頃のPAFサウンドを追求して開発されたCustombuckerでございます。
サウンドとしては非常に分離感に優れており、クリーンで鳴らした際には透明感と明瞭な輪郭に加えてハムバッカーらしいパワー感と太さを感じさせる傑作のピックアップです。
この"パワー感"が非常に重要で、同年Gibson CSで開発したE-BuckerがメインではなくCustombuckerが今なお"Gibson CSの標準"となっている所以です。
歪ませた時の"パワフルで厚のあるサウンド"である事が、PAFらしさの象徴とも言えるのではないでしょうか。
この機会に是非お試しくださいませ。
-状態-
トラスロッド十分余裕あり。
ネックはねじれ、ハイ起きなくストレートでございます。
フレット残量7割程(音詰まりなどはございません。)
電装系問題なし。
ジャックプレート割れ、ジャックプレート付近に打痕、バインディングにバックカラーが染みており赤く変色しております。
下記URLより状態の写真をご確認くださいませ。
https://www.digimart.net/cat01/shop5389/DS10057502/?s=bda0b4fef0dffcf9cbccfacdf90af1754639e1c79e73be7003886e1600f341c9
年式を考えると非常にきれいなコンディションとなっており、今後も長くご使用いただける状態でございます。
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